男性誌の担当さんに『図書館の主(あるじ)』作・篠原ウミハルというコミックを貸してもらいました。
1巻~5巻まで出ています。めったにコミックを読まない私にとっては
『のだめ~』以来のコミックです。
舞台は私設児童図書館。
司書の御子柴くん、児童書のソムリエとでもいうのでしょうか。
図書館にやってくる、悩める・迷える・病める、こども・青年・お母さん・・・たちに彼の選んだ児童書を手渡していくわけです。
宝島。ニルスの旅。幸福の王子。あしながおじさん。飛ぶ教室。注文の多い料理店・・・。
どれも一度は読んだ(と思う)本ばかりですが、もう一度読みかえしてみたいと心から思いました。
そのほとんどが偕成社文庫で読めます
実は、あしながおじさんや秘密の花園、ポリアンナや若草物語、赤毛のアン、レミゼラブル・・・と大人になってから手元においておきたくて買い求めた偕成社文庫もたくさんあります
「少年、少女のための古典」な~んて書いてあってちょっぴりショックだけど、今のこどもたちにも、昔こどもだった人にもぜひ読んでもらいたいです。
さて今日もうれしいことが二つばかりありました。
今日はこどもたちは振替休日だったようです。
おばあちゃんと女の子が来店されて、「ファラオンの冒険2」作・キャスリン・ラスキー(メディアファクトリー刊)をお探しでした。
『ガフールの勇者たち』(メディアファクトリー刊)の続編です。
お渡しすると「あったーーー
」
「あちこち行きましたがどこにもなくて。よかったです!」
ほっとされていたのは、おばあちゃんです。
「②がでるまで、①を四回も読んだんだ
」
そう言って本を大事にかかえて・・・そんな姿に思わずこちらもうれしくなりました。
それともう一つ。『からすのやおやさん』『からすのおかしやさん』の絵本の前で呼び止められました。
「『からすの・・』シリーズで新しく出たのはこの二冊だけですか?」
「四月はこの二点ですが、五月に『からすのてんぷらやさん』『からすのそばやさん』が出ますよ。玄関にかわいいポスターが貼ってありますから、またみてくださいね」と言うとにっこりされてこの二冊を購入されました。
ソムリエ・御子柴クンのようにはなれませんが、心よりご来店をお待ちしています。