☆にこにこ本屋さん兵庫加西 西村書店(ニシムラショテン)

今日ご紹介する絵本は先日出版されたばかりの

『アングランドの小さなおくりもの』作・J・W・グランド 訳・小川糸 (ぶんけい刊)

これは、『ともだちはどこ?』『はるになると』の二冊セットになっています。

『ともだちはどこ?』は私のうまれた前の年、1958年にアメリカで出版されベストセラーになっています。

そんな愛らしくまごころあふれる絵本が54年の時を経て日本にやってきました。

作者が自分の子どものために書いたというこの絵本・・・


~ だけど心がしょぼくれると、本当のともだちが どこにいるのか見えなくなって、自分はひとりぼっちだと、思いこんでしまう。

そういう時は、急ぐのをやめて、ゆっくり、ゆっくり、周りをよーく見てごらん。

だれかが、わらいかけていない?

いぬが、しっぽをふっていない?

木が、こっちにおいでってさそっていない?

誰とも話をしたくないのなら、

川のせせらぎが、きっとあなたの沈黙に寄り添ってくれるはず。


そう、ともだちは、いろんなところにかくれている。

世の中には、たくさんのともだちとにぎやかに付きあう人もいれば、

たった数人のともだちと、じっくり静かに友情をはぐくむ人もいる。


でも絶対に、世界中に必ず一人は、どんな人にも、かけがえのないともだちがいる。


あなたはもう、そのともだちにであえたかしら?


こんな言葉にかわいらしい絵が描かれています。どんな世代の人にも愛されるであろう絵本です。


そして見開きのところには訳者の小川糸さんからこんなメッセージが・・チューリップ赤


ひとりでもおおくの友だちをつくることが、だいじなのだとおもっていませんか。

友だちのすくない自分は、さみしい、なんて感じてはいませんか。

でも、たったひとりでも、ときには人以外の相手でも、いとおしくおもうことが大切なのです。

ちいさな声に耳をすましていれば、きっと、すてきな出会いがおとずれますよ。

  ~小川糸


3月になりました。別れのときでもあり、出会いのときでもあります。

あなたにすてきな出会いがありますようにラブラブ 西書のアン子


PS・明日はおはなしキャラバン隊がやってきます。お天気もよいようです。

ぜひ午後のひと時西書にお出かけくださいませ。お待ちしていますニコニコ