二学期の開始と同時に大型台風がやってきました。
自然は時として残酷です。あちこちで大きな爪痕をのこして去っていきました。
大切な人やお家をなくされた人の絶望を思うと胸が痛みます。
それでも二学期は始まりました。私たちの心を癒し希望を与えてくれるのもまたこの自然であることはまちがいありません。
昇る朝日に勇気を与えられ、夜の月に慰められ、そよ吹く風に心穏やかにされる。
そうやって自然の中でわたしたちは生かされてきました。
小さな秋にこどもたちと一緒にいわし雲を見上げましょう。
立ち止まってきんもくせいのにおいをかぎましょう。
夜の空におつきさまをさがしましょう。
子どもたちが最も成長する秋がもうそこまでやってきました。
こどもたちもがんばっています。私たちも負けてはいられません。
私の学生時代の、今は亡き学長先生が卒業式に言われた言葉です。
『学校を離れた後も、知識を得るために励み、魂が豊かになるためにつとめ、他の人々のため暖かい心をもって誠心誠意をつくすことができるような生き方をすることです。』与えられた一生の宿題です。こどもたちと一緒に励みましょう。
さて今年の夏、初めて北海道旅行をしました。
あべ弘士さんの『どうぶつえんガイド』(福音館書店刊)のページをめくるような感じで旭山動物園を楽しみました。
西書の児童書コーナーはすっかり秋です。
お待ちしています。