『ちか100かいだてのいえ』 作・絵 岩井俊雄 (偕成社刊) が、出版されてから間もなく一ヶ月半になります。同時に西村書店が募集した【こどもたちと作る100かいだてのいえ】
今のところ42のお部屋で、21かいだてです。「お菓子のおへや」「宝石のおへや」「クリスマスのおへや」「すべりだいのおへや」・・・・どのお部屋もすごくかわいい
まだまだ募集中。お店のどこまで伸びるのかとっても楽しみです また、ご来店の時は見てくださいね。
先日、偶然つけたラジオに
岩井俊雄さんがでておられました。途中からだったのでまちがっていたらごめんなさいですが・・この本を三人のおばあちゃんに見てもらいたいといわれてました。
石井桃子さん
ターシャ・テューダーさん
ご自分のおかあさん だそうです。
メディアアーティストである岩井さんは、ハイテク、デジタルを極めている人ですが、一方で、誰よりも、ローテク、アナログのもつ豊かさが子どもたちの育ちのカギを握る大切なものだとも考えておられます。そして二人の娘さん相手にそんな生活を実践しておられます。
詳しく知りたいかたは『いわいさんちのブログ』をどうぞ。
『ちか100かいだてのいえ』~ちか100かいでおこなわれるパーティーに招待されたクウちゃん。火山のふもとから地下へ地下へとおりていきます。その途中、いろんな住人に出会うわけですが、きのねっこのジュース、おちばをまるめたおだんご、宝石、化石、金。登場するものはすべて自然の産物です。そして、地下100かいでは100才のかめのおばあちゃんが温泉で待っています。
私たちを生かすもののあたたかい愛情をかんじて欲しいというのが、岩井さんの隠れたメッセージであるようです。
いつかはハイテク・デジタルの世界に身を投じるこどもたちへ、それでも両方のよいところをこどもたちへ伝えていきたいとのおもいが伝わってきます。
岩井さんが子どもの頃、「もう、おもちゃは買いません。」といわれたおかあさんと、そして二人のおばあちゃん。この三人の方に捧げる といわれた岩井さんの思い、この絵本を通してたくさんの子どもたちに伝わるといいなあ