すっかりご無沙汰しておりました
11月はずいぶん忙しかったあ・・。
先週も末っ子の小学校の時にお世話になった先生に頼まれて、三日連続のおはなし教室に![]()
一学年一クラスの小さい小学校です。
初めて行く小学校で、失敗があってはいけないので、慎重に必ずこどもたちが楽しんでくれるだろうとおもう四冊の絵本を選びました。
『シナの五人きょうだい』 (瑞雲舎刊)
『そばがらじさまとまめじさま』 (福音館書店刊)
『うんちしたのはだれよ!』 (偕成社刊)
『きょだいなきょだいな』 (福音館書店刊)
歌あそびやゲームをおりまぜ四冊の本の読み聞かせ。『きょだいな・・』は、一緒に声を出して読み、最後に紙芝居の『だんごひょいひょい』を読んで、「これでだんごひょいひょいの紙芝居はおしまい。おはなし教室もおしまいです
」というと、どのクラスでも「え~、はやー!もうおしまい?」との声が・・・。うれしい反応です
さて、この小学校。子どもたちの教室棟は鉄筋ですが、玄関~校長室~職員室~用務員室へと続くメインが、私が40年前に過ごした小学校とまるでそっくりそのまま。なつかしい木造建てです。ずいぶんレトロだあ
校長先生にそうお話しするとどこの小学校出身ですか?と聞かれ、「○○市の○○小学校です。」というと、偶然にも同じ小学校出身だったんです!!
私も一学年一クラスの小さい小学校。山にせりだした広いテラスのある図書室が、大のお気に入りでした。本を読むと「図書カード」というしおりのおっきいようなものに、題名と作者、短い感想を書きます。そしてそれをノートに貼っていって、よんだ数を競います。
私と一、二番を競っていた男の子は今、お医者さんになっています。
私が、『小公女』や『若草物語』『あしながおじさん』『赤毛のアン』『秘密の花園』 『名探偵ホームズ』『ルパン』を読みふけっているとき、彼はやっぱり『アインシュタイン』とか、『解剖学』とか読んでたんでしょうかねえ
それでも、わたしのルーツはやっぱりこの『赤毛のアン・秘密の花園・小公女・あしながおじさん・・・・・・』です。大人になってから、偕成社文庫でもう一度買い揃え、読み返しました。ただショックなことにこれらは『少女の古典シリーズ』なんです
あたしの青春の日々は古典と化してしまったのであります。