暑い日が続きます。梅雨の中休みでしょうか? この6月。毎年恒例の夏のお話し教室に行っています。九日(9クラス)連続の、お話し教室も、明日が最終日です。
今回のプログラムは・・
いわしのひらきが~
シナの五人きょうだい(ずい雲舎刊)
三まいのおふだ(福音館書店刊)
一丁目のウルトラマン~
ポットくんとミミズくん(福音館書店刊)
たまごにいちゃん(すずき出版刊)
ゲーム やおやのおみせにならんだ。
紙芝居 まほうのふで
『シナの五人きょうだい』 クレール・ハチェット・ビショップ・作 クルト・ヴィーゼ・絵
むかし中国に顔のそっくりな五人きょうだいがいました。一番上のにいさんは、海の水を飲み干すことができます。二番目のにいさんは首が鉄のように硬く、三番目のにいさんは足がどこまでも伸びます。四番目のにいさんは火にも燃えない体、五番目の末っ子は息をいつまでも止めておくことができます。ある日、一番上のにいさんが思わぬぬれぎぬで死刑を宣告されますが、五人の兄弟がそれぞれにあたえられた賜物でピンチをきりぬけ・・無実がみとめられ、めでたしめでたし・・という話です。どのクラスの子どもたちも、その繰り返しのおもしろさと、想像力の広がる展開のおもしろさに集中していました。
二月に冬のお話し教室に言ったとき、二年生の男の子が「今日は何読むの?一年生の時に読んでもらった『王さまと9人の兄弟』(岩波書店刊)がおもしろくてわすれられへん。今度来るときは絶対アレ読んでよ。」と、行くなり言われました。帰りにも同じことを念をおされましたが、同じ話を読むことはできませんので、なんとかこの男の子の願いにかなう本を・・と、この本を選びました。
わたしの記憶にまちがいがなければ、この絵本はずいぶん前に違う出版社からでていましたが、「シナの~」という言葉が適当でない、ということで絶版になってたとおもうます。それが14年前に今の形で復刊しました
わたしの大好きな絵本の一冊です。きっと気に入ってもらえたと思います![]()
顔はそっくりでも、五人の兄弟にはそれぞれ自分にしかない賜物があたえられています。こどもたちはみんなそうです。一人一人その子に与えられた賜物をみとめ、大切に育てていきたいですね。きっといつかそれが大きな力となる日がくるまで。
わが家の子どもたちも見かけは似ていると言われますが、主人・A型 私・B型 息子・A型 長女・O型 末っ娘・AB型~このとおり、実にバラエティーにとんでいます。性格も三者三様。末っ娘曰く、「おねえちゃんはいいよなあ
顔はおとうさんで性格はおかあさん似で。わたしなんか最悪やわ
顔はおかあさんで性格はおとうさんねんから
」~もしもーし、えっと、いったいそれはどういうことなんでしょうか![]()