風薫るこの季節に、ぴったりの絵本が届きました。新刊です。
『野の花えほん (春と夏の花)』 前田まゆみ・作 (あすなろ書房刊) 大人も子どもも楽しめる野の花遊び絵本です。
たとえば、1ページ目は「すみれ」~パンジーやヴィオラの花びらは食べられます。サラダにどうぞ。 すみれの仲間のひとつ、「ヴィオラ・トリコロール」は、英語で「Heat's ease(心のなぐさめ)」とよばれ、パンジー、ヴィオラの祖先です。
2ページ目は「はこべ」~はこべのふりかけ作り・葉っぱだけ良く洗い、日なたでまる1~2日干します。すりばちで粉にして、はこべの半量の塩とごまを少しまぜてできあがり。
「ははこぐさ」のページには、風邪の症状を和らげる成分がふくまれていること。そして、七草がゆや、ははこぐさのはちみつティーの作り方などがかいてあります。
こんな感じで、どのページもステキなイラストと季節を楽しむヒントがいっぱいです。(全121種)![]()
母の日のプレゼントにもいいんじゃないかなあ
ちなみに秋と冬の花は、2010年刊行予定です。
私はこの本を是非ともプレゼントしたい友だちがいます。30年来の友だちです。彼女は、今はもうママになってる娘さんが、保育園の時に大切にもって帰ったびわの種を庭に埋め、今では毎年たくさんの実がなっていますし、郷里から持ち帰った小さな「ほおの木」が今は見上げるような大木で、おおきなおおきな、ほお葉をつけています。もちろんお料理につかっているでしょう。バーベキューの後には庭のローズマリーをチョンとちぎって「あとくちがさっぱりしていいわよ。」とハーブティーをいれてくれます。取るに足りないものが彼女の手にかかると良きものへとかえられていくのです。
その彼女が、ご主人と共に先日、「風 ふう」と名づけられたスペースを自宅に開所しました。
聖書のヨハネの福音書「風はおもいのままに吹く」から名づけられたと聞きました。
若い人たちが自由に自分の思いを語れる場になれば・・とのことです。
若い人たちがそこで、季節を感じ、新たなる風を感じ、そして安らぎを感じる~そんな場所になることでしょう。