『この子を救えるのは、わたしかもしれない』 ワールド・ビジョン・ジャパン編 (小学館
刊) 私たちが平和に暮らしている今、世界のどこかで、生きる事さえむづかしいこどもたちがいる。 こどもたちに伝えたい真実がここにあります。人気の絵本作家六人が、六つのストーリーに願いをこめて、絵を描いています。
母の日フェアーのコーナーだけでなく、教育書コーナーにも積んでいます。
『先生へー。生徒さんに読み聞かせてあげてください。思いやりのある子に~という先生の願いが届くといいな』というPOPとともに・・。
さて、うちの新人先生の話です。幼稚園で、新入園児の三歳児クラスを、担任することになった娘です。入園式の日に、
おつかれさん、どうだった? Re
ほんま、死す・・やわ。アタシ 先生なんか絶対むいてへんかったわ
こんな口ベタで、緊張しぃで、気にしぃで、せやのにサボりなアタシ ホンマやっていけるんかな?
こんなメールがかえってきました。こりゃあ、相当自信をなくし、自己嫌悪におちいっちゃったなあ
家にいるなら、大すきな晩ご飯を並べて、おもいきりハグ
してあげるんだけど・・。お兄ちゃんにいうと、ゆる~に生きる、スローライフをモットーとしている彼には珍しく、「がんばってやるしかないやん。」とキッパリ。 お姉ちゃん大スキの妹は、「口ベタも、緊張しぃも、そのうち慣れるよっていったら、20年間かわれへんかってんからムリやわ
ってお姉ちゃんがいったわ。」と言うと、「そんなん、変わらんでも、今のままのお姉ちゃんがええねん。20年間、お姉ちゃんのこと嫌いな人なんて、誰もおらんかったやろ。これから、おったとしても、一人くらいやわ。それも、そーとー性格の悪い人やで
」と、泣けてくるなぐさめ言葉です。
私も、Re口ベタでも、緊張しぃでも、気にしぃでも今のままでいいよ。
一番大事なものもってるから、大丈夫
新入園児と一緒に一歩一歩前進
とおくりました。
そして、翌日の夜、弾んだ声で電話が。今日は一日楽しかった!こどもたちはとってもかわいい♡ 泣きながらやってきたのに、笑顔で遊んだ子、最後までなじめなかった子、自分もいっぱいいっぱいやのに、先生を気づかってくれた子、帰りに「楽しかった!」といってくれた子・・みんなが、愛おしいといいます。「こんな小さい子ががんばっとるのに、アタシが弱音はいたらあかんな」といいました。こどもに心から寄り添うという、一番大事なものをもっている限り父兄の信頼や、評価はあとからついてくるということ。娘にはいってませんが、自分で感じとってくれることでしょう。
すべての、迷える新人先生 ガンバレ