朝晩すっかり、肌寒くなりました。いよいよ冬到来でしょうか?先日、帰省した娘。寮では、音譜キャロリングのけいこが始まったとか。30年前、私が在籍していた頃のことを思い出します。一ヶ月以上練習を重ね、キャロリング当夜はいっぱい着込んで、近くの大学の寮や、消防署、駅、先生のお宅などでクリスマスキャロルを歌います星空。おかえしは、チョコやキャンディー、あったかい紅茶やゆで卵です。なつかしい思い出です。

クリスマスの準備はそろそろなさっていますか?私の小さい頃はクリスマスプレゼントは長靴のお菓子と決まっていました。それでもそれがうれしくて長い間からっぽの長靴を飾っていたことを思い出しますラブラブ今日、紹介する『こうさぎましろのお話』 佐々木たづ・作  三好碩也・絵 (ポプラ社刊) 私とこの本の出会いは、今から30年前、大学に入って初めてのクリスマスです。クリスマスツリー一級上の先輩がクリスマス会にこのおはなしを読み聞かせてくれたのです。クリスマス前、大学、そして学生寮全体が喜びにあふれているような感じでしたキラキラそしてだれもが親しい人を喜ばせてあげたいと忙しそうでした。クリスマス会に招待する先生にカードを作ったり、セロファンでステンドグラスのおっきいのを作ったり・・。学長先生は学生にプレゼントするケーキの用意を、副学長先生は祝会の出し物の皿回しのけいこを・・・と。

こうさぎましろのお話も、いつもプレゼントしてもらうことしか考えなかったましろが、クリスマスの出来事を通して、誰かを喜ばせることの幸せをみつけるまでが、ほのぼのとしたタッチでかかれたものですラブラブ

これをかかれた佐々木たづさんは、全盲だとききました。にもかかわらずこの本からは生きることの喜びが、幸せが伝わってくるのです。

 ~ギフト(クリスマスの贈り物)の本当の姿がここにあるように思います。ベル