『子ども家畜論』 ショッキングなタイトルですね。

実はこの本の著者は、現役の高等学校の校長先生です。

名前は「小川義男」さんです。知る人ぞ知るカリスマ校長です。

日本テレビの「世界一受けたい授業」にも出演されました。

先生は、この著書のなかで次のように述べられています。


我ながらおぞましいタイトルである。もとより子どもは家畜などではない。

私にとり、子どもは我が命を捧げても悔いることのない神聖な存在であり、

神である、と言ってさえ言いすぎではない。誤解をおそれず、あえてこう言うのは

「尊い子ども」であるだけに、幼い時期にはためらうことなく、覚悟をもって基本的な

「躾」を行っておくべきだからだ。それによって、子どもは本当に人間らしい人間に

育っていくのである。


いろいろな意見があると思いますが、今の世の中、こどもが親を平気で殺したり

えげつないような「殺人」や「いじめ」が日常的に起こったり・・・

ただ断言できるのは、まちがいなく、「今の日本は、どこかおかしい」と言えるのではないでしょうか。

この本を読んでいると、「国家の品格」や「女性の品格」と通じるところが多々あるように思います。


『子ども家畜論』 小川義男著 祥伝社発行 1470円

「子どもの人権」が、日本をダメにした!!厳しく怒れ、かわいがれ―今こそ必要な「服従する心」を養う教育とは!カリスマ校長、天下の暴論。

1章 「躾」の否定から教育荒廃が始まった―子どもが「人間になるのを待つ」のか、それとも「人間にする」のか;
2章 このとき、私なら躊躇なく子どもを殴り倒す!―「体罰」は「絶対禁止」ではなく、「原則禁止」でいい;
3章 「茶髪」を禁じれば、学校はたちまちよくなる―教育劣化に拍車をかける「友だち先生」の愚;
4章 「義務教育」は、小学校だけでいい―「六・三・三制」の悲劇と限界;
5章 「知育」が先か、「徳育」が先か―それでも直らない「ゆとり教育」の歪み;
6章 「問題な親」と「問題な子ども」―家庭はどこまで教育に責任があるのか

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