またまた、近くの小学校にお話し教室にいきました
一年~三年までの9クラス。一日1クラスずつの9日間です。 先週、無事終わりました
5時限目の45分間のプログラム、あつ~い時ですので、子ども達がつらくないように、選書と組み立てを子ども達の立場にたって考えました
まず、おおさかには、うまいもん
の手遊びで子ども達との距離を縮めましょう。そして、一冊目は、
『王さまと九人の兄弟』 訳 君島久子 絵 赤羽末吉 (岩波刊) 中国の民話です。九人の兄弟が神様から与えられた賜物をつかって、いじわるな王様から逃れ、貧しい人々を救います。胸のすく展開です
二冊目が、『ちびくろ・さんぼ』 作 ヘレン・バンナーマン 絵 フランク・ドビアス 訳 光吉夏弥 (瑞雲舎)長いあいだ絶版だったこの本が二年前当時のままの形で(二冊に分かれはしましたが)出版されたときは本当にうれしかったです わが家の岩波書店のころのちびくろ・さんぼはもうボロボロです。どの子も大好きでしたので・・・。愉快でハラハラドキドキ、奇想天外なこのお話が子ども達に支持されないわけがありません!
長いお話が二冊続いたところで気分転換 一丁目のウルトラマン
の歌あそび。「一丁目のウルトラマン、二丁目のセブン、三丁目のハ~ハ(母)、四丁目のチ~チ(父)、五丁目のかいじゅうおいかけて、とお~い宇宙へとんでった!シュワッチ
」 で、ジャ~ンプ
です。体操座りでじっとしているのにも、そろそろあきた頃ですもん。
そして、続いて リズミカルでテンポのよい、短めの絵本を二冊。まず、『きょだいな きょだいな』 作 長谷川摂子 絵 降矢なな (福音書店刊) 「あったとさ あったとさ ひろいのっぱらどまんなか きょだいな・・・・あったとさ」の繰り返しです。子ども達が自然と声をそろえてよみだしてちょっとビックリ、そして すごーく感激でした
後の感想でも「一緒に読めてよかったです!」の声が
そして、『カエルくんのおひるね』 作・絵 宮西達也 (すずき出版)
昼寝中ののんきなカエルくんに、次々と天敵が・・・。謎かけ風の絵本です。これまた、ページごとの最後の「その時ー」のことばを子どもたちが声をそろえて読んでくれたら、ますますお話はもりあがります
最後は・・ガラガラ、ゴロゴロ・・・雨、ザーザー!!今の季節にぴったりの絵本です。
そして、ゲーム。「猛獣狩りにいこうよ!」 「猛獣狩りにいこうよ!猛獣なんてこわくない!槍だってあるんだよ!てっぽうだってあるんだもん!アッ
アッ
く~ま!」 くまなら二文字なので二人組になります。おおかみ・なら四人組。ガラガラヘビ・なら六人組。いろんな、猛獣が登場します。声をそろえて大声で、身振り手振りをまじえてのゲームに子どもたちは大はしゃぎです
そして、最後は、紙芝居 『おとうさん』 スマトラ島のむかし話です。
これで、ちょうど45分。もう一回読んで!また来てね!と見送られて、お天気はジメジメでも、心はさっぱり さわやかです。 さ~、店に帰って、もう一仕事するか