加西市長選挙真っ只中ですが、今日は選挙の本を紹介します。
著者は三浦博史氏です。三浦氏は、約10年間、国会議員の公設秘書をされ、1989年、
日本で初めて、「選挙プランニング会社」を設立されました。これまでに東京都・神奈川県・埼玉県などの知事選などで選挙参謀をつとめておられます。
氏曰く、
選挙は、わずか数日から数週間という短期間に、少なくはないお金と人が動き、さまざまな陰謀と冷静な戦略・戦術、信頼と裏切り、涙と笑い・・・が交錯する。
それは、単に政治家を選ぶシステムというだけではなく、人間社会・人間模様のすべてが瞬時に
凝縮されたドキュメンタリードラマのようでもあり、人をうごかし、心をつかむためのヒントが詰まった最高のテキストである。
この本には、現実の選挙で繰り広げられている、ウラ・オモテの攻防戦を通して垣間見える、
「人を動かす」ことの本質を浮かびあがらせてあります。
たとえば、おもしろいのは、『第4章 PR上手が心をつかむ』です。
この中には、
商業PRと政治PRの根本的な違い
選挙も見た目が9割?
イメージ選挙と、修正&捏造問題
マイナスのイメージを逆手に取る
演説ベタを魅力に変えるテク
などなどです。
投票が間近ですが、この本を読むと、きっと、あなたの選挙観が変わるはずです。
タイトルは
『舞台ウラの選挙』 三浦博史著 青春出版社発行 767円
http://www.honya-town.co.jp/hst/HTdispatch?nips_cd=9982080067
お金、人間関係、外見力、マニフェスト、しがらみ…。石原慎太郎都知事の選挙参謀も務めた著者が語る、人を動かす人、動かせる人の法則。テレビ・新聞では報じられない選挙の舞台ウラ。
第1章 選挙にはいくらかかるのか?―選挙の収支決算ウラ・オモテ;
第2章 票はこうして集まる―小選挙区制で変わった当選事情;
第3章 そのお金は“誰が”出す?―選挙とお金と利権の相関関係;
第4章 PR上手が心をつかむ―イメージ戦略とメディア;
第5章 人を動かす決め手とは―人を巻き込む熱エネルギーの起こし方;
第6章 こんな人が最後に勝つ―時代とともに変わるもの、変わらないもの