「貧乏商店脱出チェックシート」 

本日は、最も重要な項目です。

項目9. お客様から好感を得ているか

自分の口から言うのもつらいテーマです。商店の永遠のテーマです。

西村書店は、点数をつけるなら、100点満点中のせいぜい60点くらいだと思います。

よく「顧客満足」という言葉を使いますが、現代は「顧客感動」の時代です。

お客様にいかに感動、感激していただくことができるか、感動してもらえない店はダメです。

こんな話を以前、何かの講演会で聞いた事があります。

お客様を「恋人」と思いなさい。男でも女でも恋人のためなら、「ほんとうにそんなことまで・・・」と言われるようなことでも平気で尽くしますよね。同じように、お客様にも、「心」のこもった接し方をすればいいのです。

言うが易しですが、そんな簡単なものではないことは、誰もがわかっているはずです。

前にも紹介しましたが、「東京ディズニーランド」はそういうことが、ちゃんとできていますよね。

そして現代において、「最高のサービス」を提供してくれると言われているのが、

『ザ・リッツ・カールトン・ホテル』です。一流ホテルのなかでも超一流と言われています。


どうすれば、お客様に感動を与えられるのか

従業員が誇りと喜びを持てる職場環境とは何か

お客様が言葉にされない願望を先読みして満たすためのチームワークとはどういうものか

これがリッツ・カールトンのサービス哲学です。

たとえばこんなエピソードがあります。

あるご夫婦が、自分たちのある記念日に三泊されました。お花が好きな奥様の注文で、毎日

違うお花をアレンジしてお部屋に飾りました。ここまでは、ホテルの正規のサービスです。

リッツ・カールトンのすごいところは、ここからです。

後日、ご主人だけが、お仕事で一泊されたときに、スタッフはとくにリクエストされたわけでもないのに、前回アレンジしたお花と同じものをお部屋にお届けしました。

「これはホテルからの贈り物です。よろしければ、このお花が大好きな奥様へのプレゼントにお持ち帰りください」

ホテルが自分たちのことを気にかけてくれている。しかも、前回頼んだお花の種類まできちんと

覚えてくれている。小さなことでも、お客様の想像を一歩超えることにより、そこに思わぬ

感動が生まれるのです。


こんなエピソードがリッツ・カールトンにはたくさんあります。

マニュアルでは、決してできない、心のこもったおもてなし。

是非、私たちもそのようなサービスができるように勉強しなければなりません。


リッツ・カールトンのことをもっと知りたいあなたのために、この一冊をオススメいたします。


『リッツ・カールトンが大切にするサービスを超える瞬間』 かんき出版発行 1575円

「お客様自身が気づかれていない望みとは何か」「それに対して自分ができる最高のおもてなしは何か」これらを常に、考え、思い、感じること…心が暖まる「人との接し方」ホスピタリティの原点。

第1章 感謝されながら、成長できる仕事術;
第2章 感動を生み出す「クレド」とは;
第3章 リッツ・カールトンを支える七つの仕事の基本;
第4章 サービスは科学だ;
第5章 リッツ・カールトン流「人材の育て方」;
第6章 リピーターをつくるリッツ・カールトンのブランド戦略;
第7章 いますぐ実践したい“本当のサービス”とは?

http://www.honya-town.co.jp/hst/HTdispatch?nips_cd=9979889500