今日は、「領収書」にまつわる話を少しだけさせてください。
「領収書」は、会計・経理において、最も基本的なアイテムですよね。
たかが領収書、されど領収書。
事業主さんや、経理ご担当者さんのなかには、いろんな領収書にまつわるエピソードをお持ちの方も、きっと多いはず。
領収書による脱税行為。たとえば「プチ偽造」。ボールペン一本でやってしまう、この脱税行為。
一番左端に数字を書き足したり、左端の数字の1を7や9に変えたりします。この手の脱税は
手間もかからずに、非常に多いらしいです。では、税務署の調査官は、気づかないのでしょうか?いや、実はほとんどバレています。いろんな理由でたまたま見逃してくれているだけです。
あと消費税が内税表示になってからは、数字をいじると、つじつまがあわなくなり、おかしなことになりますよ。
領収書の日付を書き換える。これも「日付くらいならいいや」と思われるかもしれませんが、これも立派な脱税行為になります。税務署からは「仮装隠蔽」とみなされ、35%の重加算税が加算されます。
あと「領収書」って絶対に無いと税務上だめなんでしょうか?これも、
よく「失くした、どうしよう(ノ_-。)」とか「もらい忘れた」となやみますよね。
実は、領収書がなくても、ちゃんと経費としてみとめてくれることがあるんです。
実際にお金を経費として使った事にまちがいがなければ大丈夫なんです。使った日時、場所、目的、金額がはっきりして、なおかつ必要以上の金額を計上していないかどうか。
それさえクリアーすれば、メモ書きでも大丈夫なんです。ただし、故意に失くしたりするとダメですが。
あとよくある疑問に「レシート」は領収書になるかどうか?印鑑がないと無効か?
実はこれも大丈夫です。
あとこれもよくあることですが、「上様」ですね。新米のアルバイトさんに「上様でいいよ」ってたのむと、聞き間違えたりして「梅様」になったりしますよね。税務申告上は、それでもいいんですね。
「上」は無効という噂をよく聞きますが、あれはデマです。
少しだけ領収書こばなしをさせていただきましたが、知らない事やおもしろいことがいっぱいありますね(ノ゚ο゚)ノ
こんな話がてんこもりになっている本が、今日紹介させていただく
『そば屋はなぜ領収書を出したがらないのか?』という本です。著者は元国税調査官の
大村大次郎氏です。ほんとにオモシロイし、ためになるので是非読んでみてください。
追伸(・ω・)/ 決して脱税行為を薦めているわけではございませんので・・・o(^-^)o
『そば屋はなぜ領収書を出したがらないのか?』
日本文芸社発行 1365円
http://www.honya-town.co.jp/hst/HTdispatch?nips_cd=9981916153