「『和』と『同』は似て非なるものである」
孔子の言葉です。「和」とは自己の主体性を保ったまま、他者と協調することであり、「同」とは自己の主体性を失って、他者と協調することだと孔子は述べています。周りの人と力や心を合わせて事にあたることは大切だけれども、自分の主体性を失ってはならないということです。
そういえば、17条憲法の「和をもって貴しとなす」も、ただ仲良くしなさいというのではなく、むしろ納得するまで議論しなさいという意味だという説もありますね。
自己の主体性はいずれにおいても重要なのです。