リモート会議での挑戦

最近、リモートでの会議やシンポジウムが増えました。直接お会いできないもどかしさのある一方で、リモートだからこそ、参加してみようという挑戦ができるということに気づいた次第です。

本日は、私の地元、川崎区殿町に広がる医療特区キングスカイフロントを拠点とする iCONE  COINS Seminarに参加。最先端のドラッグ・デリバリー・システムについてのレクチャーを拝聴させていただきました。

ドラッグ・デリバリー・システムとは、その名の通り「薬を届ける仕組み」ですが、体内の特定の場所（患部等）に的確に薬を届けることを指します。

今回のテーマは脳への薬剤到達。実は脳には異物の混入を阻む特性があります。それは人体を守るメカニズムなのでしょうが、脳神経疾患などに対し、素晴らしい薬が開発されても患部に届かなければ効かないということになります。

しかし、栄誉として認識されるグルコースは脳内に取り入れられることから、ナノレベルの器（例えが浅はかですみません）の表面にグルコースを着け、その内部に薬剤を入れて脳内患部に届ける仕組みについての講演でした。

もっと専門的で詳細な内容なのですが、素人説明で申し訳ありません。

ただ、この研究が実用化すれば、脳内のがんや、アルツハイマー、てんかんや、精神疾患にも応用でき、効率的な薬剤治療が可能になると思います。