三浦半島における異臭事案について | 西村くにこ オフィシャルブログ Powered by Ameba

三浦半島における異臭事案について

2020.11.4

横須賀市消防局に於いて異臭対応について伺いました。(公明党・古屋範子衆院議員、神奈川県議団、横須賀市議団、三浦市議団)



64日、三浦市、横須賀市の広域で異臭に対する119番通報が200件以上に上りました。

このことはマスコミにも取り上げられて、市民の不安の声が寄せられるようになりました。

以降、毎月のように異臭の通報があり、91日には、神奈川県が主催をし、神奈川県、横須賀市、三浦市、横須賀警察署、浦賀警察署、三崎警察署、横須賀海上保安部が参加して、異臭に関する関係機関情報交換会が開催されました。神奈川県からは横須賀市消防局に大気採取機器(サンプリングバック、検知管)5セットが貸与されました。

98日、横須賀市消防局は東京湾沿岸各消防署および出張所、計5か所に大気採取機器を配備しましたが、異臭の通報を受けて駆けつけても、消防隊到着時には臭いが消えていて採取できないことがあり、発生場所や原因の特定は難航しています。

そんななか、1012日、横浜市内で異臭事案が発生。採取した大気から、イソペンタン、ペンタンなどガソリンに含まれる物質が検出されました。

範囲の拡大をうけ、第2回となる異臭に関する関係機関情報交換会には新たに環境省、神奈川県警察本部、海洋開発機構、におい・かおり環境協会が参加。環境省から、大気採取機器(キャニスター)の貸与が決定しました。


視察に訪れたこの日、1014日と15日、24日、26日の異臭の分析結果が県より発表されました。いずれもガソリンに含まれる物質が検出されましたが、ただちに健康に影響を及ぼすおそれはないと考えられるとのことでした。

健康被害の防止については、具体的な成分の検出も行われています。

とはいえ県は、念のため、異臭を感じた場合は速やかに室内に退避し、窓を閉め外気を遮断するなどの行動を呼びかけています。

現時点では、発生源は特定できておらず、引き続き、関係機関が連携し、原因調査を進めてまいります。