県外調査2日目 岡山県警 | 西村くにこ オフィシャルブログ Powered by Ameba

県外調査2日目 岡山県警

岡山県警は昨年、スマートフォンにスマートウォッチを組み合わせた“新PITシステム”を導入しました。


PITPolice Integrated information Tool)システム」とは、携帯電話を使って犯罪情報の検索や捜査情報の共有などを行えるほか、地図上で付近の警察官の位置を確認できるなど、警察業務を効率化するさまざまな機能を搭載したシステムで、岡山県警では2009年に、いわゆる「ガラケー」で導入。これは、警察庁が整備したモバイルデバイス PSD(Police Station Data terminal)のモデルになりました。

昨年4月にガラケーからスマートフォンに全面移行した際、 腕時計型ウェアラブル端末に連動させ、これまでの機能に加え、現場ニーズが高い「地図表示」「動画配信」「翻訳機能」等を備えたシステムに改修されました。スマートフォンに変更したことにより、地図表示も格段に見やすくなったほか、大型液晶で捜査資料も見られるようになりました。

また、最近、警察官が襲撃される事件が相次ぎましたが、執行妨害等の発生時、ウェアラブル端末の緊急発信ボタンを押すと、通信指令課に緊急状態が通知され、同時にスマートフォンが動画の撮影を開始して、同課に送信されます(スマホは専用のホルダーでカメラレンズを外に向けた状態で警察官の胸元に固定されています)
実物を見せていただきましたが、なかなかの優れもの!翻訳機能も音声入力11言語、テキスト入力30言語に対応しています。


増加する訪日外国人のおもてなしから、初動捜査まで、安心と安全の確保のために、大いに期待できるツールを学ばせていただきました。