県外調査1日目 岡山県高梁市 | 西村くにこ オフィシャルブログ Powered by Ameba

県外調査1日目 岡山県高梁市

8月26日から、神奈川県議会 防災警察常任委員会の県外調査が始まりました。

第1日目は、岡山県高梁市にて、昨年の西日本豪雨での被災状況や対応、今後の対策について、お話を伺いました。

平成30年7月豪雨(西日本豪雨)は、河川の氾濫等による浸水被害や、山腹崩壊、土砂災害など甚大な被害が発生し、多くの人命が奪われました。
高梁市では、かつての豪雨被害の記憶を持つ高齢者の方々が率先して避難をしたこともあり、災害の直接的な原因での死亡事案はなく、他地域に比べて人命被害は少なかったとのことです(関連死は2名)。
神奈川県は、どこよりも早く職員を派遣して支援を行った経緯があり、高梁市の職員の方からは何度も御礼を言っていただき、我がことのように誇らしく感じました。
私からは、ハザードマップの策定や避難を促すタイムライン、また、個々の対応を取り決めるマイタイムラインの推進について質問しました。土砂災害被害の想定におけるレッドゾーンの指定を待つのか、先行して、策定に踏み切るのか、高梁市も現在、検討中とのことでした。
また、暑い季節の災害であり、感染症予防など、衛生管理が難しかったのではとの質問に対しては、不幸中の幸いで、大きな問題は発生しなかったとのことでした。ただ、それはあくまでも「運が良かった」だけとも、おっしゃっていました。
今後は、豪雨や台風など、夏に発生しやすい自然災害に対応する、衛生管理の支援部隊が必要でしょう。

市役所を後にし、今は静かな流れの高梁川の川沿いを進むと、護岸工事が行われていました。
一年余りを経過して、今なお復旧道半ばの被災地。高梁市の1日も早い復旧・復興を祈ります。