百寿者の秘訣を求めて

昨日から関西方面に調査に来ています。

最初に訪れたのは京都府立医科大学

こちらでは百寿者のコホート研究を昨年からスタートされました。

京都府北部に位置する京丹後市周辺の地域は

浦島太郎に代表されるような長寿伝説が残る地域で、現在もお元気なご高齢者が多く、人口あたりの100歳以上の比率が全国平均の2.8倍にもなります。

京都府立医大では、健康長寿の医学的メカニズムを解明しようと、この研究に着手されました。

ご教示くださった的場聖明先生は、循環器内科の医師で、当初は心臓のミトコンドリアが影響を及ぼしているのではと研究されていたそうです。しかしながら、現代病は極めて多因子からなり、より幅広いデータを収集されることにされました。65歳以上のご高齢者が任意で参加、家族構成、既往歴、労働状況等の問診に始まり、食事調査、血圧、心電図、血液検査から、ゲノム解析まで、あらゆる角度から長寿の秘密を解明しようとしています。

こちらの研究では、青森県の弘前大学や福岡県久山町も参加し、様々な角度から比較研究が行われます。
神奈川県では、『子ども未来をスマイル100歳に！』と掲げています。

同研究プロジェクトと連携し、県民の皆様の健康長寿に役立てていければと思います。