夜間中学アンケートについて | 西村くにこ オフィシャルブログ Powered by Ameba

夜間中学アンケートについて

過日の神奈川県議会 一般質問で、夜間中学の設置について質したところ、ニーズ調査を行うとの答弁がありました。
これを受け、神奈川・横浜の夜間中学を考える会の皆さんが行動を起こされています。以下、メールを掲載します。
なお、夜間中学は、義務教育を充分に受けられなかった方だけではなく、義務教育を望む外国籍の方や、夜間中学での受講を望み不登校生徒も対象となります。
県民の皆様のご協力をお願いいたします。


《このメールは転送・転載歓迎です》
みなさま



関本です。
神奈川県では2016年12月に県教育長が県議会にて「横浜・川崎以外での夜間中学開設の検討」を表明しました。そして、この12月議会では一歩前に進め「12月25日から1ヶ月間の期限での夜間中学開設に向けた31市町村(横浜・川崎以外)でのニーズ調査・アンケートを行う」ことを表明し
ました。
 そこで当会は、あまりにも急で時間も短く、準備も不十分ですが、初めてのニーズ調査実施でもあり、このアンケートに全力で協力することにしました。大変重要な調査ですので、ぜひ、まわりの方にもお声をかけ、以下ご協力いただけると幸いです。

【お願い】①「夜間中学ができれば入学したい」等の希望をもつ方(国籍不問)がまわりにいらっしゃいましたら、神奈川県教育委員会子ども教育支援課に電話し、「所定ハガキを送って欲しい」とお伝え下さい。★子ども教育支援課・電話045-210-8292
②県教委のホームページに12月21日頃にはアンケートの内容がアップされ、メールによる回答送付も可能になりますので、それもご利用下さい。

以上よろしくお願いします。  関本保孝 y.sekimoto@jcom.home.ne.jp 

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                                2017年12月15日
各位 
                                    神奈川・横浜の夜間中学を考える会 代表 三階泰子

          神奈川県が夜間中学のニーズ調査アンケート実施 第一報およびお願い
 
 去る12月4日、夜間中学の問題を、これまでも神奈川県議会で取り上げてきた議員さんが三日後の12月7日、本会議で県教育委員会に、その後の進捗状況を質問するという情報が入りました。当会より傍聴に行ったところ、教育長の答弁の中に、夜間中学に関してアンケート調査を12月から1月にかけて実施することになったという話がありました。「横浜市、川崎市を除く県下の31市町村で、役所ほか公共機関に配架」「県教育委員会のホームページに掲載」「夜間中学に関係する団体、フリースクールなど不登校問題に関わるところ、神奈川国際交流財団にも依頼」という内容でした。
 私たちは初めてそこでアンケート実施ということを知りました。早速県教育委員会から、アンケートへの協力依頼の連絡も入り、すでに実物を受け取ってきました。
 その後、県教育委員会との連絡で分かったことは以下の通りです。

1、体裁はA4厚紙で、切り取るとハガキになる。切手なしで送れる。ファックス返信でも可。
 県教育委員会のホームページ掲載分は、メールでの回答になる。
2、期間は、12月25日から1月25日までとあるが、切手なし無料で返信はその期間のみ。
 ハガキに切手貼付、ファックス、メールなどは締め切りにゆとりをもって対応する。
3、県の広報紙には掲載しないが、12/21に記者発表してマスコミ報道を期待。
4、国際交流財団に翻訳を依頼。中国語、韓国・朝鮮語、スペイン語、ポルトガル語、英語、そしてやさしい日本語。国際交流財団の「県からの情報」という情報提供として、災害時の緊急連絡に登録している人6千人に、メールで送信。回答もメールで県教育委員会に送る形。

 当会としては、昨年、県教育委員会より夜間中学の新設も含む検討をしていくということが発表されて以来、その後どう進んでいくか注目していましたので、このアンケートは非常に大事だと考えました。ただし、年末年始を挟んだ一ヶ月間という短い期間であること、お知らせ・PRがほとん
どされないこと、アンケート用紙のみでチラシ、ポスターなどもなく、当事者や協力者に分かりにくいことなど、改善の余地がないか、緊急にお願いしました。
 県教育委員会は期間の延長やチラシの作成などは今からでは出来ないとのことでしたが、締め切りにゆとりを持たせることや、電話でのアンケート送付要望や質問などには丁寧に対応するなど、
前向きな姿勢を示しました。そこで当会はこのアンケートに全力をあげることにしました。

 つきましては、皆様のお力をお借りして、より多くの声を県に寄せていきたいと考えています。
アンケートへのご協力をよろしくお願いします。

 なお、私たちは、それぞれ一校ずつ夜間中学が設置されている横浜市、川崎市でも、まだ夜間中学の存在を知らない方が大多数であり、夜間中学の積極的な PRもほとんどない状態であることから
両市においても、夜間中学のニーズ調査が必要であると考えています。県の調査に合わせて近いうちに、横浜市、川崎市も独自で夜間中学のニーズ調査を行うように要望していきたいと考えています。
                                         以上