こんばんは。

 

 

 

このブログにいただいた、ご質問にお答えします。

 

1ヶ月程前にアニサキスアレルギーがわかり、色々情報を調べていて、このブログにたどり着いてくださった方からのコメントにお答えします。

 

年始のお料理で、お寿司やお刺身を召し上がる方もいらっしゃると思いますので、是非頭の片隅に置いていただけたら嬉しいです。

 

 

 

 

 

アニサキス症と、アニサキスアレルギーの違いについては、ここでは省略します。

それなあに?というかたは↓こちらから

「アニサキス症」と「アニサキスアレルギー」

 

 

 

 

 

 

どの程度まで魚を食べてはいけないのか、先生によっても判断が違うのでご不安、とのこと。

 

 

 

 

本当にそうですよね。

 

 

 

 

アニサキスアレルギーになると、アニサキス自体が生きていても死んでいても、細かく刻まれても加熱しても、アレルギー反応が出る可能性がある、とされています。

 

また、姿形がなくても、そこに触れていてエキスのようなものが付いていても、アレルギー反応が出る可能性も指摘されていて、目視で確認出来ないのも厄介です。

 

 

 

 

 

私の場合どのようにしているか、をお伝えしますと

 

 

 

・魚全般(内臓・魚卵を含む)を、調理法に関わらず避ける

    生、焼く、煮る、燻す など

 

 

・養殖の魚全般

   養殖時の餌に一切生魚が含まれていないと確認出来ない場合は避ける

 

 

・魚が材料になる加工品も避ける

   はんぺん、蒲鉾、竹輪、つみれ、魚肉ソーセージ など

 

 

・魚を加工した食品

   アンチョビ、ツナ缶、サバ缶、煮干し など

 

 

・イカ、タコなど

   特にイカにはアニサキスがいるので避ける

 

 

・貝類

   わからないので念のため避ける

 

 

・うなぎ、アナゴ、ハモ

    その餌に魚が含まれる可能性があるので避ける

 

 

・エビ、オキアミ(加工品含む)

    アニサキスの成長経路に入るため避ける

 

 

・クジラ、イルカ

   アニサキスが目指す最終目的地(終宿主)のため、どの部位も避ける

 

 

 

 

魚介に関連するもので、私が今のところ食べても大丈夫だと感じているものは、鰹出汁 鰹節 くらいです。これも個人差があるかもしれませんが。

 

 

酢締めにしても、わさびをつけても、勿論回避したことにはなりません。

 

 

 

 

 

 

また、ご質問のように、回遊する地域や、どのような餌を食べるのか、などによって、アニサキスがいる確率に随分 差があります。

 

アニサキスは今のところ、16程に分類されていて、それも地域によって、いる割合が変わってくるようです。

 

 

もしかしたら、アニサキスAのアレルギーなら、アニサキスBを食べても大丈夫、なのかもしれませんが、

関連する成分があれば型が違っても反応するでしょうし、

そもそも魚ですから、どこにいたのか、本当にそこにしかいないのか、はっきりしません。

 

 

 

アニサキスアレルギーは、酷いとアナフィラキシーを起こす可能性があります。

 

だとすると、

一か八かで食事はするものでないと私は思っているので、

「アニサキスが触れている可能性があるものは全て避ける」

に行き着きました。

 

 

今のところ、生魚を食べられるとすると、餌に魚介を全く使っていない養殖のもの、くらいでしょうか。

 

何を食べて大きくなるのか、を考えると、また別の素人疑問も出てきますが

 

 

 

 

 

医師によっては、どうしても食べたかったら、抗アレルギー剤を飲んでから食べれば?という方もいます。

 

私は、そういうことではないと思うのでしていません。

 

万一気付かずに食べてしまった時の為に、症状の度合いによって使い分ける、3種類の薬を持ち歩いていますが、あくまで症状が出た時に飲むためです。

 

 

 

 

あと、魚介を摂れないということは、魚介から摂れる栄養素を、別のものやサプリメントで補う必要があります。

 

今まで食事でしっかり摂れていた栄養素が、体内に全く入れられなくなるわけですものね。

私の場合は、集中力が高めにくくなったり、疲れやすくなると感じました。

 

 

 

 

 

ブログでもお伝えしていますが、私の場合、1年間魚介全般を完全に避けたことで、抗体の値が10分の1に減りました。

それでもまだ高い数値なので、魚介を避けることを続けています。

 

今年の6月に丸2年になるので、また血液検査に行く予定です。

結果はご報告しますね。

 

 

 

 

 

ご質問のマグロがどうか、については、私は知識を持ち合わせておりません。

でも、アニサキスが成長するサイクルの中に、オキアミがいますので、私は一切たべていません。

 

ご商売ですと、とっても心配ですよね。

 

必ずではないものの、アレルギー源をたくさん摂取する方の方が、何度もアレルゲンにさらされるので、アレルギーになりやすいように思います。

私も魚大好きです。

 

アレルギー源がはっきりしたのですから、それを避ければ、アナフィラキシーや重篤な症状は避けられる可能性が高い、ということです。

 

それを幸いと思って、私も心を鬼にして魚介を避ける日々を送っています。

 

 

 

 

 

少しでも参考になりましたら幸いです。

 

とても厄介なアレルギー。

当事者の経験を共有することで、こういう場合があるんだという実例を参考にする為に、このブログを使っていただいて大丈夫です。

 

 

私も、情報が進みましたら、この場でお伝えしますね。

 

 

ご質問いただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

ご参考まで

 

 

 

わが国におけるアニサキス症とアニサキス属幼線虫

 

2011年

 

少し情報が古いですが、全容がわかります。
 
 
2017年