明らかに受け入れる器が広くなっている。
というのはたぶん、
何年か前くらいから、需要と供給に対しての考え方が変わったからだと思うんです。
例えば…
いわゆる2.5次元系の舞台だと
若手のイケメンくんたちが出演されていて、演技は初々しくて
作品もわけわからない内容だったりするわけです。
漫画やゲームの世界を、顔の整った人間で立体的に再現したエンターテインメント。
芝居のプロから言わせてみたら、ちゃんちゃらおかしい舞台だったりするのですよ。
でもね…
ファンが喜んでるわけじゃないですか!
対象は、私たち同業者じゃなくて、
そのイケメンくんたちを見たいファンの人たちなんです。
その舞台はファンの人たちで支えられていて、イケメンくんたち一人一人がものすごい人気で
要は…
お金になるんです!
商業が成り立つんです!
そしてそのタレントが芝居が下手だろうがどうでもいいし
下手だろうが、稼げているんです!
つまらない芝居をみせて適当に騙しているんじゃなくて、
しっかりとファンに向けた舞台をつくっているんですよ。
まさに、そこに需要があるから。
作品が本当のところつまらなくたって、ファンの人にとってはつまらなくないわけです。
幸せな時間なんです。
演者側は、誰かに必要とされて、愛されて
輝いていきます。
役者にとって「自分の演技のプライド」を重きに置くか
「売れればそれでいい」のか
そこが先へ進む分岐点だったりするのです。
私の場合は、
自分が世の中にもっと出ていくならば
「芝居へのプライド」は持ちながら
「露出をする方を優先する」
という考え方になっていったんです。
だから売れている人たちを尊敬する。
どんな2.5次元の舞台も、ぜんぜん受け入れられます。
つまんないと思っても「批判」はしません。
だって商売だもんね。
世間は、流行りやなんやら入れ替わるスピードがどんどん早くなっています。
私たちがそこの流れに乗れているならば、
いろんなことをなるべく受け入れていきたい。
今日のメンバーたちは、口々にたくさん文句を言っていましたが
最初だけ愚痴ってあとは世間話でゲラゲラ笑っていたし、
酒の肴というか、芝居の感想からまた楽しい会になってすごく充実した時間でした!
私ひとりだけ観に行ってたら
「うん、まぁなんかよかった気がする」で終わったかもしれないけれど
皆さんの意見を聞けたおかげで対称ができて
また自分を知ることができました。
どのみち、愚痴っていた分はストレスになっていたわけですから
「まぁいいんじゃない」とスッと受け入れられるようになったら
ラクになるんだな、と気がつきました。
余計な怒りがわかなくなる…。
そうか「許せる」分野が増えるって
成長だし、進歩なんだなぁって
感じることができました。
自分では気がついていないところで、
大人になっているんですね。。
今日もありがとうございます^ ^
西山美海は、
多くの人たちの光になります。