物事を受け入れる心が広くなれば。 | ちゅらうみカフェ〜西山美海は多くの人たちの光になります〜

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女優:西山美海(みなみ)のブログ!
私の生き様と考え方、活動についてを皆さんにお届けいたします。女優としての日々の過ごし方や心の持ち方を綴ります♫多くの人たちに光を照らしたい…。

今日は「演劇を観ようの会」で、


とある芝居を観に行きました。


好評により再演になった作品らしく、仲間の知人が出演している舞台でした。


芝居を長くやっているであろう役者さんたちが出ていて、


どこかノスタルジーで、戦争の名残りをテーマにしながら人間模様を描いていました。



私の感想としましては、観終わって



「うんうん、よかった」と思ったんですよね。




ところが…他のメンバーは皆、



びみょーーな表情をして「つまんなかった!」と口々に言っていたんです。



私としては「そ、そうかなぁ…?」という気持ち。



確かに、細かいこと言えばたくさんありますよ。



皆さんの意見を聞いていると「確かに…」と思うことが多く。



私が敢えて指摘するのであれば、



途中、何度も眠たかった、ということや


1時間40分でまぁ芝居としては丁度いいタイムなのに長く感じたコト。



ということは全体的にポイントがないんですよ。


確かにテーマ性の中途半端さはあったと思うし、あれは何だったんだろうとか疑問も多い。



まぁだけど、よくありそうな、普通にみていたら「まぁいいんじゃないかな?」と思えた作品です。



だから皆さんが「つまんなかった」「役者がヘタだった」とか



そんなに、そこまで言う程では……と感じていていまして…




そこでね、、思ったんですよ。。







私もしかして……








…優しくなってる?笑








今までいろんな芝居を観てきてますが



実際、怒りをおぼえるようなつまらない舞台って、たくさんあるんです。



脚本や演出が押しつけがましかったり



抽象的すぎてワケわからなかったり



コメディのくせに1ミリも面白くないわ、とか



明らかに役者の力がなくて残念だったり



作品自体がマスターベーションなのを感じると凄く嫌なので、



そのときはボロクソに感想言います。笑



ひどいとき、はじまって最初の15分がむっちゃつまらないと



たとえチケット代を払っていたとしても



私は、途中退室します。



同業者では、


「せっかくお金を払っているんだから、最後まで観て何がダメなのか分析するべき」


という考え方の人もいるんですが、




私にとっては、そのほうが時間の無駄。



嫌な芝居を観るととにかくストレスになるので


我慢し続けるより、途中で出て喫茶店でコーヒー飲みながら好きな本読んでる方が有意義です。



それでも狭い小劇場だと席によって途中で出られなかったりするので、そのときは



つまらなかったら後半ずっと寝てたり、情報を入れたくなくて目をつぶってたり耳栓してたり



友人が出ていてひどい舞台だと思ったら


「こんな作品でない方がいいよ」と正直に言ってました。




と、こんな風な考え方なので



どちらかと言うと私はまわりから「辛口」と言われる方でした。



そういうレベルに比べると今回、



まったく〝許せる範囲〟だったんですよ。



だから、「まぁよかった」と思ったんです。



確かに本当に「うすーーーい」感じはしてたので、皆さんの意見は正しいと思います。



皆さん同業者なので、プロの立場からの意見はこういうことなのかもしれない。



作品全体のこと、芝居のこと、


もっと厳しい目線で見たほうがいいのかもしれない。



だけど今の私は、芝居をみる目がやさしくなっている気がします。



明らかに受け入れる器が広くなっている。





というのはたぶん、




何年か前くらいから、需要と供給に対しての考え方が変わったからだと思うんです。




例えば…




いわゆる2.5次元系の舞台だと



若手のイケメンくんたちが出演されていて、演技は初々しくて



作品もわけわからない内容だったりするわけです。



漫画やゲームの世界を、顔の整った人間で立体的に再現したエンターテインメント。



芝居のプロから言わせてみたら、ちゃんちゃらおかしい舞台だったりするのですよ。




でもね…




ファンが喜んでるわけじゃないですか!




対象は、私たち同業者じゃなくて、




そのイケメンくんたちを見たいファンの人たちなんです。




その舞台はファンの人たちで支えられていて、イケメンくんたち一人一人がものすごい人気で




要は…




お金になるんです!




商業が成り立つんです!




そしてそのタレントが芝居が下手だろうがどうでもいいし




下手だろうが、稼げているんです!





つまらない芝居をみせて適当に騙しているんじゃなくて、




しっかりとファンに向けた舞台をつくっているんですよ。




まさに、そこに需要があるから。




作品が本当のところつまらなくたって、ファンの人にとってはつまらなくないわけです。




幸せな時間なんです。




演者側は、誰かに必要とされて、愛されて




輝いていきます。





役者にとって「自分の演技のプライド」を重きに置くか




「売れればそれでいい」のか




そこが先へ進む分岐点だったりするのです。





私の場合は、




自分が世の中にもっと出ていくならば




「芝居へのプライド」は持ちながら



「露出をする方を優先する」




という考え方になっていったんです。




だから売れている人たちを尊敬する。





どんな2.5次元の舞台も、ぜんぜん受け入れられます。



つまんないと思っても「批判」はしません。




だって商売だもんね。




世間は、流行りやなんやら入れ替わるスピードがどんどん早くなっています。




私たちがそこの流れに乗れているならば、




いろんなことをなるべく受け入れていきたい。




今日のメンバーたちは、口々にたくさん文句を言っていましたが



最初だけ愚痴ってあとは世間話でゲラゲラ笑っていたし、



酒の肴というか、芝居の感想からまた楽しい会になってすごく充実した時間でした!



私ひとりだけ観に行ってたら



「うん、まぁなんかよかった気がする」で終わったかもしれないけれど



皆さんの意見を聞けたおかげで対称ができて




また自分を知ることができました。




どのみち、愚痴っていた分はストレスになっていたわけですから



「まぁいいんじゃない」とスッと受け入れられるようになったら



ラクになるんだな、と気がつきました。



余計な怒りがわかなくなる…。




そうか「許せる」分野が増えるって




成長だし、進歩なんだなぁって




感じることができました。




自分では気がついていないところで、




大人になっているんですね。。







































今日もありがとうございます^ ^








































西山美海は、


多くの人たちの光になります。