想いは誰にも支配されない。 | ちゅらうみカフェ〜西山美海は多くの人たちの光になります〜

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女優:西山美海(みなみ)のブログ!
私の生き様と考え方、活動についてを皆さんにお届けいたします。女優としての日々の過ごし方や心の持ち方を綴ります♫多くの人たちに光を照らしたい…。

金曜日の朝から出発して、母親と一緒に大阪と京都へ行って参りました。


東京公演を逃しずーっと前から観たかった舞台


大人計画の「キレイ神様と待ち合わせした女」という作品なのですが


なんだか私にとって特別な作品で。


大阪までわざわざ観に行って本当によかったです。


何度も観ている作品ですが、また感極まってしまいましたよ。


休憩入れて4時間ほどの観劇だったので、すっかり夕方。


そのあと京都へ移動して、大好きな夜の先斗町を散歩。


いまは何のシーズンでもないからか、ウイルスが流行ってるからか


いつも人々でひしめきあっている木屋町や先斗町の道が、むっちゃ空いててびっくりしました。


空いていたおかげで、いつもは通り過ぎてしまうような路地裏とかをたくさん覗けて


こんな良さそうなお店があるのね〜!とかたくさん発見があり。



食べるのをちょっとずつにして、



おばんざいやさん、串揚げ屋さん、お寿司屋…と



お店を3軒ハシゴしました。笑



そして次の日、母親が行きたいと言っていたので



いまCMで流れている、推しの大徳寺へ朝早くから行ってきました。



日本最大の禅寺です。



大徳寺めっちゃ広くて、茶室、枯山水と見るところがたくさんありました。



そして今は冬の特別拝観の時期だったようで、



狩野探幽が手掛けた天井龍も見れたし、山門も唐門も拝見できました。



たぶん私は、中学生のときに修学旅行で来たかもしれない記憶が蘇ってきました。



そうして、ご近所の今宮神社へ寄って「あぶり餅」を初めて食べてみたり


(むっちゃくちゃ美味しかった!!)



錦市場のほうでパンを買ったり、町家づくりの素敵なカフェでランチをしたりして。


そのランチ中に母親は、私を置いて東京へ帰っていきました。笑



今回は京都の友達が誰もつかまらなかったので、



私はひとりで広隆寺へ行くことにしました。



嵐電に乗ってどんぶらこ、太秦方面へ。



霊殿に入ると、弥勒菩薩さまをはじめ数々の仏像さまたちに見守られておりました。



すーーんとした独特な空気のなか、しばらく佇んでいました。



慈悲深く、ありがたかったです。



そう、広隆寺も中学生のときに行っていたかもしれません。



なんとなく記憶が。




中学生のときには、寺社に惹かれる感性がまったくなかったので


奈良と京都への修学旅行には、なんのありがたみも感じていませんでした。


どっちかというとディズニーランドとか富士急ハイランドとか行きたいっていう感じでしたけど



考えてみたら、「修学」旅行ですからね。

 
修学の意識はまったくなかったですよね。笑



どこから京都に対しての想いが目覚めはじめたのか…


京都の劇団を追いかけて、京都に住んだのは10年前ほどになります。


そしてずーっとただ曖昧に好きだ好きだという想いから


最近になって京都検定の勉強をし始めたらもっと好きになり。


もっと知りたくなり。



知れば知るほど奥深くて、心に響きます。



なんでもそうだと思うのですが


同じものを見たとしても、そのときの自分の状態によって感じ方はぜんぜん変わりますよね。



たとえばこんなことがありました。


私は10年前に東寺の五重塔をみたとき、わぁ〜〜っと涙が溢れて止まらなくなったんです。



な、なんだろなんだろと自分で自分の感情がわからなくて不思議だったのですが



2回目も行ったら、なんの感情も沸きませんでした。笑



その時期によって、なんかあるんでしょうね。



もしかしたらそのときたまたま私のなかに、別の魂が入り込んでいたのかもしれないし。


…わかんないけど。



他には今回観た芝居でも同じことが言えます。



何度も観ているのに毎回発見があるわけです。



キャストが違ったらまた変わるわけだし。



映画だとジブリ作品なんか特に感じます。



子供のときに観るときと



中学、高校、大人になった今…と


琴線に触れる部分は毎回違います。



確かにそうですよね。



現実に生きている自分が、



人間関係に揉まれている最中とか、大失恋をした後とか、挫折をしたときに観るのと、



仕事が順調だったり、穏やかで満ちたりているときに観るのとでは



感じ方は絶対に違いますよね。笑





だから芸術って面白いです。





作者が、これを伝えたい!!と思ったゴリ押しの想いはこちらに届かなかったりするけど



作者でさえ曖昧だったり、すこし抽象的な部分があったほうが…


答えがはっきりナイほうが…



よかったりするのかもしれません。




私が今回大阪まで観に行った「キレイ」にも、すごくそういう部分があります。


解説して、と言われたら私にはできません…。



私の心のなかの大事なところに何か響くから、



感化されるのです。



感じ方はそれぞれで、そこに縛りはありません。



当たり前のようだけど、こうして生きていて



それぞれがどう感じようが自由だし、



自分の持っている感情は誰にもわからないし、この感情は自分だけのもの。



誰にコントロールされることもありません。



そして表現の仕方は自由。




それがいわゆる芸術なんですね。



そして、



私たちそのものが芸術なのです。



想いに正直に生きているほど、そんなことを日々感じるようになります。



…なんだか締め括り方がわからなくなりましたが、笑



…素敵な日曜日を過ごせましたか。笑




いつのまに2月に入りました。




今日も私はワクワクの1日を生きています。

































今日もありがとうございます^ ^


























西山美海は、

多くの人たちの光になります。