27年前への時間旅行 その39 | どこでも漫遊記

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福岡市にある旅行会社「旅の漫遊」の代表西山がつづる海外情報や日々の日記。あなたを非日常の世界へとお連れいたします。

27年前の旅行のことを書いているが、一旦、時計を現代の方に進めたい。

この旅行から25年たった2018年に私はまたインドのデリーにいた。

このときは私は47歳、8歳の娘と2人で来ていた。

27年前の放浪をしていたときの父の年齢が45歳なので、もうその年齢を2歳も上回ってる。

 

2018年に泊まったのはニューデリーの5星ホテル。

27年前のオールドデリーのゲストハウスではない。

25年ぶりにくるデリーはまったく変わっていた。

どこか垢ぬけていて、昔のカオスな感じが薄くなっていた。

リキシャがぼったくるのは相変わらずだったが、経験値で私が勝っており、軽くいなした。

 

パンジャビドレスを買いたいという娘とオールドデリーを散策した。

ポン引き、オートリキシャ、乞食などの声がけがあまりにもうるさかったのだろう、

娘はたった1度散策しただけでオールドデリーが嫌いになった。

その後、娘はずっとニューデリーで過ごした。

 

27年前の旅はホテル代もいれて1日100円で過ごしたりしていた。

そのときの旅は一種の人生の修行だったのかもしれない。

 

2歳からいろんなところに連れていってる娘。

これは私の仕事柄の特権を生かしている。

韓国、中国、台湾、フィリピン、タイ、モンゴル、アメリカといった。

インドは手塚治虫の漫画ブッダに興味をもっていきたいといってきた。

生と死に興味があると生意気にも言っていた。

本当はここデリーではなく、ヴァラナシに連れていくべきだけど、

オールドデリーで嫌がってるようではとてもいけない。

 

この娘が成長し、私のような放浪をやると言いだしたら、

私は快諾できるだろうか?

そんなことを考えながらデリー編を書いていた。

 

話しは南インドへ続く。

 

(続)