日本の文化は昔から一つの場所でやり通す、同じ世界で生きていくことに何となく美学があり、途中で抜けることや変えることに対して何となく弱者や逃げるといったイメージがありますよね。この何となくのイメージが移籍に対するイメージを悪くしていると思います。また、日本は外から入ってくるものに対して厳しいです。我が子がスペインへの短期留学でマドリードのプロクラブでトレーニングをさせていただいたことがありましたが、スペインの子どもたちは外国から来た我が子たちに初対面からとてもフレンドリーで、日本人1人が試合に入っても同じようにパスを出し、同じように厳しく要求します。また日本人の子どもがゴールを決めても、抱きついて一緒にゴールを喜びます。(スペインでのお話しはまた

違う回でたっぷりと致します。)皆さんのチームで逆にスペイン人が来たことを想定して同じようになるイメージがわくでしょうか。難しいですよね。何が言いたいかというとチーム🟰本気🟰雰囲気が堅いのです。だから選手の出入りも敷居が高い感じがしてしまうのだと思います。スペインはその逆で、出入りも当たり前、来るものは歓迎し出ていくものは送り出す。そしてまた帰ってきたら歓迎するのです。日本のジュニアチームで同じようなことができるでしょうか。

また、日本では組織に対するリスペクトがとても大きいと思います。これが日本のいいところであり、これによって規律や組織力が上がります。一人はみんなのために。しかしこれにあぐらをかいて乗っかっているチームはありませんか。チーム側は都合のいい解釈でいい加減なことをしても咎められない風潮になっていませんか。チームから個人に対する扱いは急に競争だからと雑になっていても我慢していませんか。日本ではみんなは一人のためには急にならない時があります。これは企業でも同じことです。働き方改革で社員1人ひとりを守る。それをしないと会社が責められてしまうから、会社を守るために社員個人を守っているように感じてしまう。ですがサッカーチームは責められることはありません。競争という名の元、個人へのリスペクトを欠く扱いがあっても、それは実力がないあなたが悪い受け入れてください。という理論なのです。

1生に一度しかないゴールデンエイジのジュニア世代。

この何となく堅い日本のジュニアサッカーがスペインのオープンマイドなサッカーになっていくこと願う今日この頃です。