住宅ローンが払えなくなったという相談を受け、

破産を選択せざる終えない場合に、

破産申立ての前に任意競売をすることがあります。


不動産に抵当権が付いている場合、

抵当権は別除権といって、不動産の競売額から、優先的に

支払いを受けることができます。

強制競売の場合は、管財人もついたりして、費用もかかるし、

破産申立て前に、抵当権者と申し合わせて、

不動産を売却してしまおうというのが任意競売です。


だいたい、ローン会社のお抱えの不動産業者が、

抵当権者間の取り分の調整をするのですが、

抵当権が3つくらい付いていることが多いんですよね。

3番目の抵当権者は、取り分がなくてもハンコ代を要求するので、

時間がかかります。


ちょっと考えると、オーバーローンになって、焦げ付きそうなぐらい

わかりそうなものなのに・・・・・・。得意げ

とにかく、売りたかったんですね。(平成10年頃って、そんな感じだったのかも)


債務者の方は、住宅は手放したくないので、

リストラ等で収入が減っても、生活を切り詰めて支払い続け、

それでも、借金が増えていくという生活を、5年とか7年とか

続けたりしています。


はやめのご相談をお勧めします。