9月24日木曜稽古 | 西警察少年剣友会

西警察少年剣友会

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西警察少年剣友会は、愛知県警西警察署をお借りして、主に小学生、中学生の指導・育成につとめています

中学生がテスト期間のため人数は少なめ。

頑張って勉強してください。

今週は月曜日が敬老の日で稽古がお休みでしたので、1週間ぶりの稽古となりました。

とはいっても、僕は22日に母校の強化稽古へ参加。

他校の生徒さんも見えていて、試合練習が中心でしたので、ちょっと不完全燃焼でした。

最後の30分ほどの元立しか稽古ができませんでした。

もうちょっとやりたいなぁ というところで太鼓がドーン。

腹八分目がちょうどいいかもしれません。

 

そして西警稽古は、そろそろ打ち込みも少しづつ織り交ぜつつ、

だんだんと通常の稽古に戻していこうと思います。

基本の基ばかりでは子供たちも嫌になってしまいます。

少しづつ息の切れる稽古を織り交ぜていきます。

 

今日は稽古終わりに子供がずらーと並んで質問攻め。

その中で、

子供 「うまく攻めができないのですが、どうすればいいですか」

僕  「攻めって何だと思う?」

子供 「相手を崩すとか」

 

「攻め」をを説明するのは難しい。

「これ」という確定的なものがない。

こうすれば必ず相手を崩すことができるというわけではない。

相手によって攻め方も変わるし、崩し方を変えないといけない。

先生に話すとき、お母さんに話すとき、弟に話すとき、友達と、赤ちゃんに、飼っている犬に。

話し方や、その内容、態勢、表情、多分違っていると思う。

例えば、初めて話す人、どんな人かなと様子を見ながら話をするように、

強引に行くのか、強気で、それとも同調しながら誘導、引き出す?

そんなところを意識して攻める。

攻めるとはいえ、結局は自分のペースに引き込んでいく作業する事じゃないかと思います。

自分が有利に打てるように、相手を自分のペースへ引き込んでいく。

それを具体的にどうするかは、一歩前に出る、上を攻める、下を攻めるということになるのではないかと思います。

ただ、一歩前に出るだけでは攻めにはならない。

攻めになるように一歩前に出る。

どのタイミング手で、早く?ゆっくり?、大きく?ちいさく?

これを相手に合わせて、一番効果的な攻めをチョイスして攻め、自分のペースに持っていく。

だから、ただ前に出て打っていては、いつまでたっても当たりません。

相手の事を知り、理解する気持ちがないと自分勝手な剣道になってしまいます。

さらに、相手も自分に対して同じことをして来ますので、

流れというかペースの奪い合いが攻め合いになります。

ますは自分を知り、自分が相手にどう映っているのか理解をする。

そのうえで相手がどんな人なのか理解する。

ジグソーパズルを当てはめるように、自分を合わせるのか、相手をへこませてでも自分に合わせさせるのか。

攻め方を組み立てる。

この攻めが、いかにも剣道の一番楽しく、しかも一番いいところではないでしょうか。

 

騙す騙されではなく、誠実に向き合って理解し合い、そして打ち勝つ。

剣道って感じですね。