今日は千石先生、S々木先生、F澤先生、N島2号先生と先生がいっぱい。
その割に子供がちょっと少な目。
こうして西警のピンチにみんなが集まり稽古してくださるのは本当にありがたい。
千石先生は非番の日に他署へ転勤になったのに、子供のために稽古に来てくれています。
さて、今日は暑い。
雨も降っていたので蒸し暑い。
人数も少ないので目も届く。
一人一人悪い癖を指摘しながら基本。
やはり打ちが面金に当たる、または当たってはいるが、打たれた方が痛い。
これは右手で押しつけている。
中々これを直すのは難しいが、自分で意識して直すか方法はない。
何を意識するか。
まず左足、膕を曲げずに、まっすぐ前を向ける。撞木にならないように。
そして右足も同様囲むようにつま先が左に向いていてはダメ。
えっ!
手の話じゃないの?とおもっかもしれませんが、手だけ直すことはできません。
足が真っ直ぐ向いていないと、いくら形だけ手を直しても、またすぐ戻ります。
根本的な解決にはならないのです。
足を直したうえで、左手のにぎり。正しく絞り込み、小指、薬指、中指でにぎり、小指は半掛け。
手首を絞り込むことで脇がしまる。
肋骨がつぶれるほどに、上腕の内側で体側を押す。
その際、肩を上げない。
もうこれで構えは出来上がり、これができていれば右手は添えるだけ。
右手小指を意識して、薬指中指でそっと竹刀を支える程度で十分。
子のにぎりを維持しつつ、ひじ関節を横に向けないように、縦に腕をたたむようにして振りかぶる。
振りかぶるというより、左こぶしを前頭斜め上拳ひとつ離れたところに引き寄せる。
この時に左手だけで竹刀を立てていくのは大変なので、右手の小指薬指中指でそっと上に跳ね上げてやる。
この右手の跳ね上げと、当然左手首の縦方向へのスナップ、そして前へ滑落していく体重移動で竹刀を引き寄せる。
滑落が始まり、右足が前に出る。
右足が床につきそうになる瞬間、左足で体をもうひと押しする。
その瞬間に左手が前に伸びる、
右手がそれについていく、
右足が床を踏む
竹刀が打突する
左足が引き寄せられる
左手と右手の手首が倒されて、切手になる。
その時左肘はしっかりと伸びている。
竹刀は頭の上をたたき、バクンという打突音と、踏み込むパンという乾いた音、気合の入ったメーンという声が同時に起きる。
丸太をドスンと頭の上に振り下ろす感覚ではなく、剣先を早くする。
ゴルフでいうヘッドスピードを速くする。
ハエ叩きでハエをピシッとたたく感覚。
肩から竹刀の先の出をうまくしならせて打突することを意識する。
右でが伸びっぱなしではうまく打てません。
わからないところは道場で聞いてください。
今自分のわかる範囲で答えます。