1月20日勝剣稽古 | 西警察少年剣友会

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西警察少年剣友会は、愛知県警西警察署をお借りして、主に小学生、中学生の指導・育成につとめています

寒いねー。

秘密兵器の足袋が役に立っています。秘密でもないけど・・・

基本が終わり、けいこの元立ち。


今日はちょっと緊張感が足りなかったのか、相手を中に入れすぎた。

やはり攻め姿勢と気持ちでいないと遅れる。

先の先でいかないとダメですね。

最近この気持ちをつくるというところが気になっている。

体を動かしているのは、頭からの電気信号。そして電気信号はだれが出している?

ここらあたりが心、気持ちなのでしょう。

ふつうは気持ちができる、頭が考えて、信号を送って、体が動く。

しかし剣道は頭が考えて信号を送るところはすっ飛ばして、気持ちができて体が動くという流れにしたい。頭で考える前に体が反射的に動く。というレベルにならないといけない。

しかしただ突っ立っていて、相手が何かしたら反射的に動いているだけでは反射神経だけのスポーツになってしまう。気持ちをつくり基本的に先に先に攻める。その上での反射的な動きです。

反射的に動くという部分については、稽古の繰返し。正しい稽古を繰り返すことで頭で考えるまでもなく、生まれたての子供が反射的に乳を吸うように、梅干を見ただけで唾液が出るように、頭で考えるというより本能的に動くレベルにまで、一つ一つの細胞に剣道の動きを擦り込ませる。考えるまでもなく体が動く状態にする。これが普段やっている基本稽古。


問題は気持ちをつくるということ。

前にも書いたかもしれないが白鵬はあまりたくさんの稽古はしない。気持ちができるとさっさと稽古をやめてしまうそうだ。気持ちができれば体は動くということがもうわかっているからだし、もう体が動く状態までの稽古はできているということ。

気持をつくる。スイッチを入れる。本気でやる。緊張感を持つ。

いろんな言い方があるかもしれないが、これの作り方は人それぞれなのでなかなか難しい

いつでも死ねる状態に心を持っていく。普段の生活の中でも次の瞬間死んでいても悔いのないような覚悟をつくっておく。そうすることで気持ちや性根というか、そういったものがつくられる、というか座ってくるのではないでしょうか?

そんな悟りを開いた高僧や宮本武蔵のようなわけにはいきませんが、せめて稽古の時は本気度を上げる意識で本気で稽古する。

本気の稽古を意識しよう。