12月5日木曜稽古 | 西警察少年剣友会

西警察少年剣友会

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西警察少年剣友会は、愛知県警西警察署をお借りして、主に小学生、中学生の指導・育成につとめています

 今日は子供も多い。月曜日はK君を見ることができなかったので、今日から本格的に指導をした。

 申し訳ないが思っていたよりいい。正直もうちょっとやんちゃかと思ったが、やれと言われたことはやるし、それができる。言われた通りに体を動かせる子と、分かっていても体が言うことを聞かない子、分かっていても手を抜く子といろいろいるが、頭で考えたように体は動かせる。

 非常に楽しみです。本人も楽しんでいるだろうか?最初からいやになってしまってはいけないので、まず剣道を好きになってもらうことが先決なのだが、剣道の最初は基本基本で面白くないので、最初は忙しいくらい、いろいろ教えてそのすべてを毎回広く浅くやっていこうと思う。吸収が良ければその方がいい。しかし不器用な子供には、ひとつひとつ狭く深く教えていく方が達成感もあっていいと思う。


 今日のS石先生の稽古を見取稽古していて一つ気が付いた。剣道はあまり具体的な指導はしてもらえないので、あまり自分が思ったことや具体的なことを書いてはいけないのかもしれないが、私もできるできない別として、何がどうなっているのか知りたい時期があったので、参考になればということで。


 まず私も昔から合気になるということを意識していた。相手とシンクロするというか気持ちを合わせる。そこからひと攻め、動かない。そこで我慢しきれずに打ってしまう。これがS石先生に懸る私。この時我慢しきれず打ってしまっていたと思っていたが、我慢できずに重心が左足が前傾に代わり右足を出さなくてはならなくなるまでの間、ここで誘い出されている。私の剣先がほんの1.2センチ上がり、体が浮いた時にS石先生も重心は変えずに左こぶしを少し浮かして剣先を上げる、その瞬間私は面に飛ぼうとする、そこをバクンと小手に取る。そこはほんの少しの浮と溜めの我慢比べができるかどうかの違いだと思うが、これができるかどうかで生死が変わる。ここで我慢が過ぎると待ちになってしまうからだ。誘い出しをうまくやらないと打たれに行くようなものだ。この間や呼吸というのは、人間の防衛本能と逆をいく反射をしなければいけない。動かない薬指を自在に動かせるようにするような、脂汗が出るような稽古をしないとなかなか身につかないのだろう。これをこれから6年間で身につけねばならない。