6月18日勝剣稽古 | 西警察少年剣友会

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西警察少年剣友会は、愛知県警西警察署をお借りして、主に小学生、中学生の指導・育成につとめています

 本日は勝ち剣で稽古。

中学生がテスト期間と言うことで、いつもの半分ほどの人数。勝剣は小学校の体育館を使用しているので広い。体育館を縦に使い、追い込み、切り返しを20分ほどかけて行なう。その後基本。

 本日は子供中心に相手して、最後にT六段にお相手頂く。最後だったのでほんの1分ほどだったが、思いっきり打ち込めた。もう少し先に先に攻めていけるといいのだが、T先生のテンポも速く、なかなか先に先がとれない。先に攻められるというのは、入れてしまっているのだろう。私の構えなり、相手の攻めをつぶす力が足りないということになる。先日も書いたが、一つ一つの動きに対する真剣みが相手に伝わっていない。つまり真剣みがまだまだ足りないということだ。


 第4話 高校剣道2

  

 前回の通り、やるつもりでなかった剣道生活が始まってしまった。しかしこんなことはどこの部活でもあることで、剣道部はまだいい方だったし、他校に比べればまだまだゆるゆるであった。

 結局1年生で最初にいたメンバーは8人。うち初心者が3人。他4人は強豪道場出身者だった。そこで初めて名古屋市内には道場がたくさんあり、うち強豪の道場があり、しょっちゅう試合で顔を合わせ、どこどこの誰々がどこそこの学校に行って、あそこの学校は今年強いとか、弱いとかという話を初めて聞いた。しかし結局未だに剣道を続けているのは私ひとり。他のメンバーは高校の途中でやめてしまったり、卒業のまでやったが、今はもうOB会にも出てこなくなってしまった。最終的にはそのまま卒業したのは私を入れて3人だけであった。

 そして、高校剣道は最初のトラブルに見舞われる。3年生は通常、5月に行なわれるインターハイ予選で負ければそこで引退。私が一年の時の3年生も地区予選は勝ち進み、県大会まではいったが、インターハイ出場は出来ずにそのまま引退された。その3年生の人数が多く16人みえた、が、2年生は3人と少なく、3年生が引退してとたんに部員が減ってしまった。そうして6月、7月と時は経ち、ある日部活に行くと、2年生がいない。顧問の先生の話によると、全員退部してしまったということだった。この顧問の先生も「来るものは拒ます、去る者は追わず」の考え方なので、引き止めもせず、ああそーかと退部を認めてしまったらしい。その2年生から夏の合宿がかなりキツイということをなんとなく聞いていたが、、それをいやがっての退部らしいことはあとでわかった。

 そして地獄の夏合宿。

 しかも1年生だけの。

 しかも二回。

 なぜ二回も?

1年生の初心者の中で、剣道の合宿というものがどういうものか、そもそも夏に剣道することの意味をわかっていない天然君がいたのが、この悲劇を起こしたのだ。顧問の先生と合宿の話になり、どういう訳かその彼は10日間ぐらいやりたいと言いだした。

 なぜだ?

彼に言わせると、合宿というのは大学生が高原できゃっきゃっいいながらミニスカートはいた女の子とテニスをしているイメージだったらしい。

とても楽しい行事だと思っていたのだ。

 しかし先生は「イヤイヤ10日間はたいへんだから二回に分けよう」

 先生にしてみると「なんとやる気のある生徒だ」と思ったかもしれない。

こうして1年生だけの地獄の合宿が2回も行なわれる運びとなったのです。


今思い出しても気持ち悪くなります。