今日もS先生は仕事で、途中から道場に顔を出された。
E先生に防具組は指揮をとって頂いた。
もう基本の基本の部分は、口を酸っぱくして言っててきたので、それぞれ本人もわかってきているだろう。
もうあとは数をこなして、身体に覚え込ませるだけだ。
これをただこなすだけの惰性の稽古になってしまうと、辛いだけでおもしろくなくなる。
集中し、頭をフル回転させて稽古しよう。
これから6年生組は最後の団体戦、個人戦が続く。4年生以下のメンバーは来年につながるよう先輩の試合や剣道をしっかり見ておこう。団体戦の応援に行くことも大切な稽古になる。
4年生以下の組については、どんどんよくなってきている。積極的に稽古に懸かり、意見を聞き、やってみて、直して自分のものにしていく。これが一番の成長への近道だ。
初心者の子たちも後ろからどんどん追いついてくる。
お互いに切磋琢磨して成長していこう。
今日気づいたこと。
E先生の稽古の日は、みんな「きついぞ」ということがわかっていて、最後までのペース配分を考えてやっている。剣道においてこけの考え方はよくない。もともと剣道は剣術から発展した武道。マラソンのようにゴールするまでを競うものではない。確かに試合となれば2分で終わるが、2分間戦うつもりでペース配分するようなことを身体にたたき込むと、負けてしまう。こちらは8分の力で、相手は最初から12分の力で懸かってくれば、2分もたない内に終りだ。剣術ならば死んでしまっている。
一太刀一太刀にすべてをかけるつもりで日々稽古しなければ、いざというときに力がでない。だから稽古する時も、蹲踞して立ち上がった瞬間から120%の状態でなければならない。そして打ち終わったあともしっかりと残心をとる。これは普段の生活の中から気をつける。
S先生が言われる「道場に入ったところから帰るところまでずーと修行ですよ」と同じ。
道場に入る・・蹲踞から立ち上がる
稽古・・打突
稽古が終り帰る・・残心
うまいことよけながら打ってやろうとか、打ちに言った途中で止まる、返されたらよけて止まる。
こんな稽古をしていてはダメ。
打つ時には、もう覚悟を決めて、すべてを棄てて打ちにいく。
途中で止まれるような撃ち方だとか、中途半端に横にでて打つようではダメ。
その代わり、打つ前には、しっかり準備して(攻めて)必ず打てる時にだけ打ちに出る。準備も出来ずに打ちにいくと自滅する。
それには集中力、そしてすてるといこと。
これについてはまた後日。