新日本プロレスは、コアなファンの心をつかんで離さないのが下手だよね | 放送作家 西川栄二のブログ

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新日本プロレスの

年間最大のビッグシリーズ、

G1クライマックスの全貌が明らかになった。

 

今年は参加選手が32名。

去年までの30分1本勝負から

20分1本勝負になるんだそうだ。

 

様々な競技で時短が叫ばれる中、

新日本プロレスのにわかファン、

一過性のファンの人たちは

より格闘ゲーム的になる

今回の改善(改悪)は大歓迎かもしれない。

 

だけど、スター選手が大量に抜けようが

不透明な決着が続こうが

ずっと新日本プロレスを見捨てずに

見続けてきた人たちにとって、

今回の変更はどうなんだろうね。

 

僕はテレビは

離れやすいけど大量のファンを掴むことが

得意なメディアで、

ラジオというのは何があっても離れない

コアなファンをつかむのが得意だけど

それを広げていくのが苦手なメディア

…そんな風に認識して日々仕事をしている。

 

もうずいぶん昔の話になってしまうけど

猪木さんの時代とか、闘魂三銃士の時代とか

新日本プロレスは

ラジオ的なコアなファンをがっつり捕まえた上で

世間にまで届けていくことに成功した

希有な例だと思っていた。

 

だけど最近の新日本プロレスはマスを意識して、

届いてはいるんだろうけど、

コアなファンをジャンジャン逃している感じがして

ちょっと残念だなあ…と思うことも増えています。