「フィ-ルドオブドリームス」と「オモウマい店」の共通点 | 放送作家 西川栄二のブログ

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メジャーリーグが毎年1回

その名も「フィールドオブドリームス」と名付けて、

映画「フィールドオブドリームス」の舞台となった

トウモロコシ畑の球場で、公式戦を開催している。

 

で、今年は試合の直前に

映画「フィールドオブドリームス」が

NHKのBSプレミアムで放送された。

 

僕はこの映画が大好きで、特にラストシーンの

「お父さん、一緒にキャッチボールやらないか」

という父子のやりとりを見ると、必ず泣いてしまう。

 

僕の父は仕事と友人との付き合いに忙しく、

ほとんど遊んでもらった記憶がほとんどない。

だけど父が57歳で死んだときに

父の大学時代の友達が、父がその頃に書いていた

舞台のシナリオを持ってきてくれて、

その後、父が松竹に入社し、映画のシナリオを

書いていたことも教えてくれた。

喘息持ちだったから、長続きしなかったんだけどね。

まさに「父を侮るなかれ」だったのでした。

 

映画を見ると、感動したり、笑ったり、

怒ったり、ハッピーな気持ちになったり、

驚かされっ放しだったり‥いろいろ心が動くけど、

「フィールドオブドリームス」を見ると、

いつもちょっと心が浄化された気分になる。

 

簡単に言うと、

「もっと自分らしくしなくちゃ」と思ったり、

「もっと優しくしなきゃ」と思ったり‥

感謝と反省と勇気が涙とともに溢れてくる‥

そんな感じなのです。

 

僕にとって、

心が浄化される作品っていうのは、

まさに特別なもの。

 

でね、もう1つ、

そんな作品があることに気が付いた。

それが、火曜の夜の「オモウマい店」。

 

ここに出てくるご主人とそのご家族の物語は、

時々、テレビの常識とかアベレージを

はるかに超えた心の浄化を与えてくれることがある。

 

「ドキュメント72時間」みたいに

年末の深夜に、

今まで放送した「オモウマい店」の

心の浄化を与えてくれた家族ばかりの

総集編を放送してくれたら、

本当に本当に

いい年末の特番になるような気がします。

 

昨日のバスの運転手だったご主人と

バスガイドだった奥さんの物語も、

いいお話だったよね。