4日に開催された
北京オリンピックの開会式。
人海戦術が感動を呼ぶんじゃないか‥
って書いたけど、
それが全部子供達で、
なおさら感動してしまった。
前に福澤朗さんと仕事をさせてもらったときに
「演劇で大きな感動を作ろうと思ったら
皆で同じセリフを言うシーンを作ると、
それだけで感動してしまう
ものなんですよ」という裏技を
教えてもらったことがあるけど、
小さな子供達が一糸乱れぬ動きで
パフォーマンスを繰り広げる姿には
新型コロナで人が密になる映像を
久しく見ていなかった影響もあるのか、
本当に温かい気持ちになってしまったのでした。
去年の東京オリンピックは、
権力のある人が
「俺の知り合いのあの人に
手柄をたてさせない」という「入り口」から
モノ作りが始まったけど、
今回は総監督のチャン・イーモウさんの
表現したい世界観に向かって
それぞれの役割の人達が機能した結果のはず。
つまりは「出口」ありきでモノ作りが
行なわれたはずだもんね。
モノ作りは「出口」、つまりは
「お客さんにどう伝わるか」ありきで考えないと
ダメだということを、改めて実感したのでした。