昨日の金曜ロードショーは、「みんなが選んだルパン3世」 | 放送作家 西川栄二のブログ

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昨日の「金曜ロードショー」は

アニメ化50周年を記念して

これまで放送した「ルパン3世」の

テレビシリーズの中から、

選りすぐった4作品を放送していた。

 

今から50年前、まで9歳だった僕は

リアルタイムで見ていたけど、

最初に「ルパン3世」を見た時の印象は

「これは子供が見るもんじゃなくて、

大人のアニメだな~」というものだった。

 

だってルパンは泥棒だし、

いろんな人に命を狙われるし、

敵側に日本の警察官もいる。

しかも仲の良い女性にも

ちょくちょく裏切られる(笑)。

 

勧善懲悪なアニメや

ヒーローもので育った世代としては

ちょっと違和感があって、

その世界観が

すぐには飲み込めなかったのでした。

 

そして50年を経て、

昨日見た感想も全く同じ(笑)。

 

一部のアニメとかヒーローものとかが

以前よりは勧善懲悪だけではない

世界観を描いているけれど、

ルパン3世に登場するキャラクターや

絵のタッチなども含めた「大人感」は、

未だに他の作品の追随を許さない‥

そんなことを改めて実感したのでした。

 

そうそう、30分×4作品だと

「2時間見なきゃ」ってプレッシャーがなくて

気楽に見られる。

こういう「金曜ロードショー」も悪くないね。