Stay Homeして宇宙へ行こう!!
ブラックメタルは遂に宇宙へ・・・一重にブラックメタルと括る事は簡単だけど、プリミティブ、メロディック、シンフォニック、アトモスフェリック、デプレッシブ、ペイガン、ヴァイキング、ウォー、ベスチャル、ベティック、NS、アンチイスラミック、、、等と兎に角メタルのサブジャンルであるブラックメタルのサブジャンルが非常に多い。そんな中で一際輝きを放つ(と私が感じている)ムーブメントがあるんです。それが!!「コズミックブラックメタル」です!!!コズミックブラックメタルってのは、宇宙をテーマにしたブラックメタルで、音楽的にはアトモスフェリックブラックにカテゴライズされる物が多いです。アトモスフェリックは空間的な意味合いがあるので、それを重視した空間系ブラックメタルがアトモスフェリックブラックメタル。何かオシャレだね。大自然を表現する事が多いみたいなんだけど、行き過ぎて宇宙まで行ってしまった!と言うのがコズミックブラックメタル!!!と言う訳で、今日はコズミックブラックメタルを聴きながら、世界の心理と大宇宙の意思に触れて行こうじゃありませんか!Stay Homeしながら宇宙に行こうぜ!!と言うのが今回の趣旨です!Let’s&Go!!■Dark Spaceコズミックブラックメタルと言ったら、やはりこの人達は外してはいけません。スイスの3人組Dark Space!Darkなにがしってバンドはいっぱいいますけど、宇宙テーマなんでDark Spaceです!直球ですね。最高。確かこの人達は自分たちが宇宙人設定なんじゃなかったかな??わすれちゃったけど。音楽的にはあんまり惹かれない(私は)けど見た目宇宙だよねー。こんな感じで。。■Progenie Terrestre Pura続いてはイタリアの3人組。この人達は何だろ、宇宙と言っても自然な宇宙ってよりはスペースコロニーとか、そう言う感じの宇宙を表現してる感じかな。迫力があって意外とかっこいいんだよね。これがまた。1stアルバム「U.M.A」から、、、てUMA??宇宙超えてんじゃん!!!と思いましたが、イタリア語で「Uomini, Macchine, Anime(男・機械・魂)」の略なんだって。そうか、うんうん。まぁいいか。。ちょっと曲長いけど悪く無いでしょ。感じるよね。宇宙。ピコピコ鳴ってるし。にしてもイタリアって何でも極端になるイメージがあるよね。因みにこの人達のアー写はこれ!う、、宇宙だ・・・・・宇宙だわ・・■Mesarthimオーストラリアから。やっぱりブラックメタルなのかは怪しいけど一番宇宙を感じるねー。メンバーは2人編成で、Vocalの「・」さんとそれ以外を担当している「・」さんです!!なんじゃそりゃ!!!どうですか。めっちゃ宇宙でしょ。寝るときにでも聴いてちょうだいよ。この人達のBandcamp見てみるとね・・この通り。ジャケが全部宇宙なんよねー。これはもうアレですよ。こう言う事されるとアジカン並にコンプリートしたくなりますね。全部欲しい笑。。■Mare Cognitumアメリカはカリフォルニアの1人コズミック笑!です!私はね。すごく好き。目を閉じれば広がるね。宇宙が笑。因みにこれが入っているアルバムはギリシャの、同じく1人コズミックのSpectral Loreとのコンピ。水金地火木土天海冥の各星をテーマに曲を作り、太陽系をですね、作り上げてる訳ですね笑。でもマジかっこいいです。ここまでで何となく分かったと思いますが、このジャンルいちいち曲が長いんです笑!!まぁしょうがないですね。宇宙だし。■Tristドイツの一人コズミックです。これはね。やばい。曲が長いにも程がある笑。1曲60分で最初15分はイントロのBGM。で後の45分はほぼ同じ事をずーっとやってると言うね。凄い音源です。いつ終わるかも知れない同じ音をずーっと聴き続ける。これは果てのない宇宙を一人で彷徨っているに等しく、それこそが音楽における宇宙なんでしょう。きっと。■Stahlfront(番外)これは混ぜるべきか微妙ですけど、何となく。ドイツのNSブラック(ナチス万歳的なバンド)なんですけど、それにプラスしてコズミック要素が加わり、ナチスはUFOを作っていた!!的な感じになってしまったバンド。もうめちゃくちゃだよ笑!でもね。音はマジでかっこいい。激オシです笑!!と、この辺にしときましょうか。今回はコズミックな中でもあまりブラックメタルよりじゃないコズミックブラックを集めてみたんですが、実際にはもっと普通にブラックメタルみたいなバンドも多いです。どうですか?感じたでしょう。宇宙を。小宇宙(KO・SU・MO)を!とは言えやっぱりブラックメタルが何で宇宙行っちゃうのよ?って言う疑問も残るよね。個人的には世の中何でも最終的には宇宙にしとけば解決するって思ってるんでいいんですけど。(ときめきメモリアルの番長戦の様に・・)ちょっと考えてみてもいいかもしれませんね。実際の所、ブラックメタルと宇宙の組み合わせ自体は実はそんなに新しい物ではないのです。古くはAbigorのアルバムOpus4や、BeheritのDrawing Down the Moon等、音楽的に今のコズミックブラックメタルに通じる物なのかは置いといて、宇宙に思いを馳せるブラックメタルアルバム自体はしっかり存在していました。それはなぜか。私が思うに、ブラックメタルがモチーフとして扱っている魔術的なファクターが大宇宙の意思と繋がっているからだと考えています。と言うのも、この宇宙をお創りになられた神や悪魔の力を、(神や悪魔がお創りになられた)宇宙中のマテリアルを組み合わせる事によって再現する。または、再現する為の組み合わせを探す。簡単に言うとそれが魔術のベースになっているっぽいんですよね。錬金術なんかもこれと同じ理屈だと思いますが、錬金術自体も魔術の一部として取り扱われているみたいなんで、まぁ同じ事なんでしょう。と言う事はですよ。この宇宙をお創りになられた神や悪魔は当然地球上の生物では無くなってしまう訳です。どっちかって言うと大宇宙の側から来てる訳ですよね。あの神達は。で、人はそれに近づく為に魔術や錬金術を研究していく訳ですね。そう考えると、一見突拍子もなく見えなくも無いけどブラックメタルバンドが魔術的な物や悪魔的な物を追求していく過程で最終的に宇宙にたどり着いてしまうのは必然なのかなと思うし、ちょっと話はずれるけど、キリスト→宇宙人!!サタン→宇宙人!!みたいなトンデモ説もあながち検討違いでは無いのかなぁ。なんて思ってしまいますね。ナチスはUFOを作っていないと思いますけど。と言う訳で、今回はおうち時間で宇宙に行こう!的な回でした!またね!