インフルエンザと口腔環境 | 新潟市西区小針の歯科 西原歯科クリニック

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おはようございます。

新潟市西区小針の西原歯科クリニックです。

インフルエンザと口腔環境の話


ウイルス
細菌
細胞

この3つの関係性を

ウイルスは、この3つの中で極めて大きさが小さい。

ウイルス自体は自分を増やす事だけを性質として持ちます。

ウイルスは、細胞内で増えます。

その侵入に関与するのが、口腔では
歯周病細菌。

鼻腔は分かりませんが、
口腔内では、

歯周病細菌の出す酵素が細胞への侵入を助けます。

歯周病細菌が少ない方は、必然的に入りづらいと言うことです。

歯磨きで細菌を少なく、またクリニックで定期的なケアをし細菌のコントロールが重要となります。


さて、

細胞内に侵入したウイルスは、

細胞内でいろんな状況を経て
ウイルスを複製し、増えていきます。
結果入り込んだ細胞は機能を失う訳です。
喉が痛いなど、
粘膜を保護する粘液を出せなくなり、免疫機能が損なわれる訳です。

そこで、
ウイルスは細胞から飛び出し、
体内の別な細胞にまた入り込む訳です。

また、咳や呼気に含まれたウイルスは拡散され、大気中に。

となります。


ウイルスが細胞から出て拡散する時には、
インフルエンザウイルスでは、
いわゆる虫歯の原因菌が拡散を助長する役割があります。

入り込むのを助ける歯周病細菌。
拡散を助けてしまう虫歯細菌。

言い換えれば、

大人に多くもつ歯周病細菌が
口腔ケアが難しい高齢者には、
感染しやすい事が考えられます。

またうつってしまうと、
子どもの口腔内は、いわゆる虫歯菌が多いため(歯磨きが行き届かないお子さん)に、子ども同志で感染が広まりやすいと考えられます。

感染しやすい高齢者と
広まりやすい学童児童
となります。

今年のインフルエンザA型は、
2009年に世界的に流行したPDM09というパンデミックを名前が入った株です。

B型も流行り始めており、この株は吐き気や胃腸障害を起こしやすいとの事、
これは、恐らく腸内環境に関係しているのではと私は邪推しています。

日頃から腸内環境に配慮した食事やバイオテクスに関係した食事を摂られている方は、自ずと感染対策をしている事になると思います。

やはり、腸内環境大事です。
また、腸内環境と脳は関係していますので、
腸内環境のよくない方には、インフルエンザ脳症のリスクも高くなると思われます。

誰でもできる感染対策は、
手洗いうがい、歯磨きです。

少しでも感染対策に配慮した生活スタイルを持ちましょう。

新潟市西区小針南台3-6