
歯と歯の適正な距離。
歯と歯の間に出来た虫歯
機能回復の為に、
セラミックやプラスチック、
または金属で補うのが今の医療。
適切な治療を施すためには
その材料に合わせて技があります。
その場で直ぐにできる治療は
1回法
プラスチック(レジン)で固めて歯に接着させる方法。
虫歯の状況や失われた形を歯科医が判断し、適用可能な場合にこのシンプルで最小限の侵襲で行います。
限定的な場合は、咬み合わせ等の影響で出来ない事もあります。
デジタル化で、
歯を3Dデータ化し
パソコンのソフトで失われた歯を
形作り、レジンブロックを高価な機械(数百万円〜1〇〇〇万円??)で数時間の間で削り出し、歯の形を作るやり方もあります。(1Day治療)この方法は
日本の保険適用ではまだ出来ないと思います。
実費ご負担で、行っている事もありますが、精度や熟練の問題でまだまだと思います。
2回法
これは、
一般に行われているインレー修復。
プラスチック(CAD/CAMレジンブロック)で行う白い歯、
金属(銀歯)で行うやり方
保険適用外金属(18Kやプラチナ)で行うやり方
でしょう。
これは使う材料に合わせて削り方や作り方が微妙に異なります。
精度、一口に言いますが
下記の集約積み重ねです。
A.削り方(歯科医の技術)
B.歯型の採り方(歯科医の技術)
C.歯型を元に作る模型の作り方(技工士さん、歯科医の技術)
D.人工の歯を作る(技工士さんの技術)
これに、
E.出来上がった歯の調整(歯科医の技術)
F.セット(歯科医の技術)材料は何でどんな材料を使うか。
この1連の流れを精密に行い、
患者さんのお口に入れる訳です。
これで
歯と歯の隙間の適正値
50ミクロン、50μm。
これが少しでも広いと
不具合を起こします。
これはあくまでも歯と歯の隙間だけ
の話。
あとは、
G.削った歯の境界の位置をどこに決め、どう削るか(歯科医の技術)
H.削った歯と出来上がった歯の隙間
(技工士の技術)
I.入れた時の咬み合わせの高さ、当たる場所の広さや当たる場所の位置の調整(歯科医の技術)
A.〜I.までの技術の集約ではじめて快適な歯、自然な歯となります。
さらに、
前歯では、他の色調に調和した色出し
これは技工士と歯科医の当たり前の連携、連絡にあります。
これではじめて満足いく機能的な歯が可能となります。
お分かりになりましたか?
歯は一生の友、
歯科医の1時間はその人の10年。
西原歯科クリニック