こんにちは。
新潟市西区小針の西原歯科クリニックです。
歯が痛い、
神経を取らねばならないとした時の根の治療。
麻酔をして、治療をする。
根の治療を勉強する歯科医の成書
には、
「多くの歯科医師にとって、根管処置はWinston Churchillのいうゴルフである。すなわち信じられない道具を使って行う不可能な競技である。」
と、かの有名なイギリスのWinston churchillの言葉を引用しています。
この意味は、この時代に言われた事ではあるものの、私にとっても興味深い言葉です。
言い換えれば、いかに難易度の高い治療であるかを、成書でうたっています。
確かにそう思う。
治療前に、ゴムのマスクをして、
僅か、0.01mmもの細い器具を使い、歯の中から探り、その根の先端を通す作業を必須としなければ、治る可能性が低くなる。
厳しい環境だということです。
根管治療の治療費は、
日本では、決められた価格。
諸外国では、どのくらいだろう。
世界は広い。
日本はある意味幸せな国と言えます。
大きな虫歯になっても治療が出来る。
新型コロナウイルスが流行り始めて、
様々な事に変化がありました。
病気は診断がとても重要です。
人体に起こった変化を科学的に分析をし、自然科学に則って、検査をし、病態を明確にする。
症状は似ているが、似て非なるもの
と風邪と新型コロナウイルスは違うと思っています。
そのため、相手をしるために、
検査が必要となるわけです。
その診断キットも開発され、ウイルスの存在が分かった段階で、薬の使用となる。
今は、検査も治療も国費で行われています。この辺りを国は、強調しません。
かかっている薬や検査の費用などは、今の制度下では自己負担なしです。
日本の医療制度の懐の深さを感じます。
話を根管治療に戻しましょう。
諸外国との違いを明らかに。
無料だから、治療が可能。
その新型コロナウイルス治療。
高いから、治療が不可能。
諸外国の根管治療。
恐らく、新型コロナウイルスでお亡くなりになった地域や方々は、
制度や環境の差で、治療が出来なくてという事でしょう。
嘆かわしい話です。
そういう意味では、日本は大変ありがたい国なのだと思います。
新潟市西区小針南台3-6
西原歯科クリニック