おはようございます。
新潟市西区小針南台の西原歯科クリニックです。
私はお口の中を診させて頂く仕事です。
こちらで開業して思うことは、
お口の中や歯の健康は、産まれる前から始まっているという事を痛切に感じられるようになりました。
それは、
戦中戦後間もなくお産まれの方々の歯を診させて頂いてからです。
私は身をもって感じる事です。
戦争中、食べ物が満足にないと子供、または成長期に出来る身体はどうなるか?
歯の厚みや大きさ、などが基本小さく弱い。
育ってきた環境の影響がこんなにも違うとこうなるんだと。
開業当時は、叔父の患者さんを診させて頂き治療した経験談により、お年寄り、特に戦前産まれ、戦中、戦後産まれの方々の処置が多かったためです。
それは、ある意味大変貴重な経験でした。
今のお子さんや、昭和30年以降、そこまで食べ物がないような時期がない、少ない方は、そこまで歯自体は悪くはない。
なぜか?食べ物が十分にある状態で栄養がしっかり採れているから。そして衛生環境も問題はない。
これは紛れもなく、生活環境が良いためだと思う。
戦前産まれ、子供の時に物が普通にあった方々はそれほど悪くはない。
歯の良くない方は極端によくありませんが、良い方は問題が少ない。
今では
歯周疾患は、生活習慣で後から悪くなりますが・・・。
戦争中に産まれた方々は、産まれた時に、食べるものがなく、身体そのものに影響がある。
恐らく戦後産まれ、私も含めてそれを感じられる事は少ないと思います。
何が言いたいかというと、
昨日は、日本が戦争を始めた日。
何を勘違いしたか、何を血迷ったかはわかりません。
しかし、やはり国民を戦争に巻き込んではならない、
とやはり痛切に感じるのであります。
今は、近隣諸国の脅威に、怖さを感じずにはいられませんよね。
平和な世の中の維持を世界で考えていく必然があろうかと思う。
私は、戦争の悲惨さをお口から感じられる立場です。
今や、新型コロナウイルスで自宅で亡くなられた方もおります。
ある意味、まともな医療が受けられずに残念ながらお亡くなりになられた方には、お悔やみを申し上げねばならないと思います。
戦争は身の回りに悲劇を生む。
人はやはり健康第一です。
しかしながら、私達も手が及ばない事もある事は医療の現場にいることはご理解頂きたいと思います。
戦争の悲惨さ、体の健康、
そして医療体制と人の治療に対する限界。これは皆さんに理解を頂く事と思います。
だから、常日頃の備えが大事と考えています。
なかなか、満足にいかない世の中ですが、地道にやっていくしかないと感じています。
では
新潟市西区小針南台3-6
西原歯科クリニック
http://nishiharadc.web.fc2.com