(小林弘幸先生著 リセットの習慣より)
以前、大学のチームで「ミスをなくすにはどうしたらいいか」というユニークな研究をしていました。
人は誰でもミスをするので、完全になくすことはできませんが、事前の意識によって減らすことはできます。
ミスとは大別すると次の5つの要素によって起こりやすくなります。
①環境が悪い
②体調が悪い
③自信がない
④予想外のことが起こる
⑤余裕がない
つまりこの5つが起こっていないかをチェックすることで、ミスを減らすことができます。
雨で足元が滑りやすくなってると意識できれば、滑りにくい靴を履くとか。階段の真ん中を歩いていると、バランスを崩したとき、とっさに手すりを持つことができないので、階段の端を歩くようにする。そんな単純なことで構いません。
「予算が少ない」「時間がない」など、考えられる環境の問題を想定し、いかにその影響を受けにくくするか?その視点を持つだけでミスを軽減して行きます。(p152)