【追記しました】給食を変えたら子どもが変わった | 心と心のふれ合いを大切に 新潟市西区 西原歯科医院 

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(2024/01/31)

 

(書籍本文より)

 

1954年、日本政府は学校給食法を制定し、アメリカから入ってくる小麦などを学校給食に使用することで、パンと牛乳を子供たちの食文化に定着させたのです。つまり、アメリカは学校給食という公の場で、計画的、組織的、継続的に食べさせることで、恒久的にアメリカの輸入先として日本人の”胃袋を抑える”戦略をとったのです。確かに私(著者の山田正彦元農水相)も太平洋戦争中に生まれましたが、物心ついた頃に五島列島でも進駐軍(米軍)のジープが『コメを食べると頭が悪くなる』と放送してまわっていました。東大の鈴木宣弘教授も当時、慶応大学の教授がそのような本を書いてベストセラーになったと語っています。 

 

1976年に米飯給食が導入されたものの、時すでに遅し。見事に日本の食文化はご飯と味噌汁からパンと牛乳あるいは麺に変わってしまったのです。この間、私は生まれ育った地域の農民たちがコメの減反政策を強いられるのを目の当たりにしてきましたが。当然のことながら、米離れが進み、農村は衰退の一途。減反政策も相まって、食料自給率が下がり続けました

 

「このように学校給食のあり方が原因で、日本の農業が衰退したのであれば、学校給食で復活させて国民の食と命を守らねばなりません」と、 1998年新潟県五泉市長に初当選した、五十嵐さんが最初に着手したのが、給食のあり方を見直し、自校方式給食に切り替えるための下準備をすることでした。

 

まず、幼稚園や保育園に通う子どもを持つ保護者を対象にして、「子どもの将来を考えたら、学校給食はどうあるべきか?」というテーマで考えてもらう機会を設けました。 五十嵐さんは市長になってから学校給食のあり方を検討する委員会を起ち上げました。 検討委員会で多かった意見は、「センター方式にすると何千食も一気に作るので、給食ではなくミキサーでかき混ぜる家畜の餌工場のようになる」「鮮度を保つのも難しいので、加工冷凍ものが中心になって旬のものを食べられない」と言った意見でした。結果的に検討委員会の結論としては、センター方式があってもいいが、まず自校方式でやっていくのがいい、となりました。

 

政府からの補助制度は、センター方式から自校方式へ切り替える場合は1/3、自校方式からセンター方式に切り替える場合は1/2の補填と、センター方式の方が優遇されています。しかし、補助金が少なくても、市民の自校方式が良いという共通認識が固まれば、市の財政担当も文句は言わないのです。「やはり農家さんはお金よりも自分たちが作ったものを子供に食べさせたいという思いが強いんですね。熱心に協力してくれました」と五十嵐市長は、語ります。

 

最初は市内の一つの幼稚園を自校方式のモデルとして始まりました。これが評判を呼んで広がっていき、今では五泉市の全ての小中学校が自校方式で給食になっています。各校に給食アンケートを実施したところ、どの学校でも「給食が美味しくなった」「苦手な食べ物が食べられるようになった」という子供たちの声や「地産地消の旬の食材を迅速に給食に取り入れられるのが良い」といった先生方の声などがあったそうです。ある学校は、調理師さんに手紙を入れるポストを設置しており、いつも生徒と調理師との交流がありました。これも自校方式給食の効果だと思います。五十嵐市長の引いたレールを引き継いだ、現在五泉市長を務める田邊正幸さんは、公約の一番目に「食と農業」を掲げ、学校給食をオーガニックにするため、まずは有機米100%を目指して動き始めています。(p208~210)

 

 

 

有名な話があります。 

 

長野県の中学校で校長先生を務め、のちに真田町(現・上田市)の教育長になられた大塚貢先生のエピソードです。 

 

90年代、大塚先生が校長として赴任した中学校では、校内暴力や非行が吹き荒れ、生徒たちは学習に対しても無気力でした。

 

それをどうにかするため、大塚先生がとくに注力したのが、 授業改革と並ぶ給食改革でした。 先生は問題行動の多い生徒のかなりの数が、コンビニ弁当やファストフード、即席麺、菓子類などを常食していることに注目。1日1食でもバランスのよい食事が必要だと考え、給食を変えようと試みたのです。

 

当時の給食は、米飯は週1回のみで、主食は揚げパンやソフト麺、ハンバーガー、おかずは肉が大半だったそうです。それを週5日の米飯と、無農薬・低農薬の地元産野菜、産地が明確な国産の肉・魚を用いた和食に切り替えたのです。すると、1年でタバコの吸い殻が消え、2年で非行・犯罪が消え、当時50人ほどいた不登校の生徒は2人まで激減したといいます。学力テストでも全国平均より高い成績を上げるようになりました。 食事の重要性を考えるのに、これほど印象深いエピソードがあるでしょうか。非常に身につまされる話です。給食費は1食あたりだいたい250~300円程度です。これを有機野菜に替えようと思ったら、たとえば50円高くなります。けれどもたった50円で子どもたちに良質な食事が届けられるなら、学校ぐるみで取り組む価値のある試みだと思いませんか。

 

私も以前、ある幼稚園で取り組みました。ところが、1食50円上げたいと言うと、お母さん方が首を縦に振らないのです。 

 

「子どものために1週間に1本、ペットボトルのお茶や飲料をガマンしよう」と話したら、お母さん方も賛同してくれ、実現させることができました。

 

先ほどの大塚先生も、給食改革には大変な苦労をされたようです。保護者や子どもたちから は「魚なんて食べたくない」と クレーム。もともと揚げパンや ソフト麺の給食を食べて育って きた先生方からも反対の声が上がりました。

 

「食」とは本来、ほかの命をいただくという行為です。

 

「いただきます」という言葉は「植物や動物の命をいただきます」という意味です。食べ物のありがたみがわからない子どもは、命のありがたみもわかりません。添加物の毒性より何より。私はこれこそが最も怖い弊害だと思います。(p13~14)

 

書籍 ルネサンスvol.13

食がもたらす❝病❞ ~日本の食 安全神話崩壊~

 

食品添加物のスペシャリスト 安部司先生の文章から引用させて頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

輸入小麦から国産小麦に切り替えた、心あるパン屋さんのブログです。

 

 

 

私は新潟市西区で小さな歯科医院を営んでおります。

 

 

 

 

 

 

 

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