『知的障害者雇用率70%を超える会社』 | 新宿西口鍼灸整体ブログ

新宿西口鍼灸整体ブログ

新宿西口にある整体院のブログです。日々の治療での気付き・健康情報・心理学・雑学などについて書いています。

『知的障害者雇用率70%を超える会社』



「日本理化学工業」という会社、皆さんご存知ですか?

なんと、知的障害者雇用率70%を超えるチョークの会社なんです。

(社員数73名)

ここの責任者である大山泰弘会長は

 

最初のうち知的障害者を雇う事に対して前向きではありませんでした。

ところがある時に、2名の障害者を雇用し、期限が来たので

 

終了しようとした所

その課の職員がいっせいにに“契約の延長”を申し入れてきたのです。

それは毎日、単調な仕事を熱心に一生懸命に続ける

 

彼女たちに心動かされての事でした。

大山さんは不思議に思いました。

「施設に帰れば楽ができるのに、何故苦労して工場で働こうとするだろう?」

その疑問を、あるお寺のご住職に大山さんは質問をすると

住職さんは答えました。

「人間の幸せは、愛される事、褒められる事、人の役に立つ事

 

 人から必要とされる事の4つです。」

施設で保護されているだけではこの幸せは味わえない。

いくら楽でも、生きているだけでは幸せではない。

だから辛くてもこの2人の女の子たちは働くのです。

それを聞いて大山さんは色々工夫をしました。

「何とか、彼女たちが力を十分に発揮できるような職場にしよう。」

知的障害者は数字が理解できません。

だから、大山さんはチョークの材料を測る時に

 

重さを数字ではなく「色」で表すようにしました。

大山さんは現場スタッフにいつも言います。

「うまく行かない事があってもそれは部下のせいにする事は

 

 出来ないんだよ。

 

 彼らの理解力に合わせて、彼らが巧く出来るように

 

 工夫するのが上司の仕事なんだ。」

老子の言葉があります。

「率いるためには、従わなければならない。」

従う?何に?

・・・。

志に。

(おお!カックイー!!)


『あとがき・追記』

ずうっと前に、ある本か何かで

「ハンディキャップ(障害者)は、それを受け入れるだけの

 

器量をもつ親の所にしか生まれない。」

という言葉を見つけた事があります。

障害者を持つ親御さんは、それだけ魂のレベルが高い人達なのだそうです。

だから悲しむことは無いし、心を転化させることによって

 

それを普通に生活しているだけでは出せないくらいの

「大きなエネルギー」に変える事ができるのです。

(片足しかないのに、全米のレスリングチャンピオンになった人もいる訳ですからね。

 

「アンソニー・ロブレス」という人です。)



アンソニー・ロブレス記事
http://xn--u9j5h1btf1ey78q337a1gcm44j.jp/350.html



あと、片腕で凄い腕を持つ治療家もいますしね。

(私の母校の日本鍼灸理療専門学校にも

 

 外部講師として来てくださいました。

 

 太ーい中国の鍼を片手で自在に操っていました。)

私なんて両腕あるし、五体満足なんだから

 

もっともっと精進しないとですね。



では、また次回!!

皆さんに、たくさんの幸福が訪れますように!!!