こんにちは！蒼乃です。
会社員7年目、仕事に自信を持ち始めていた頃のことです。
ある日、社内の業務点検の様なものに要員として選抜されて他の職場の点検作業をしていました。
点検は順調に進み、周りから相談を受けたり、鋭い指摘もできて、正直少しいい気分になっていました。
ちょっとだけ「できる社員」のような立ち位置になれたと感じていたのです。
ところが…
夕方に講評として順番に発表をする時間、発表の順番を待っていた時に異変が起こりました。
突如、強烈な緊張に襲われたのです。
手足が冷たく震え、心臓は音が聞こえるくらいバクバクして、呼吸は苦しいほどに浅く…
「嘘だろ…」
「落ち着かないと…」
必死にコントロールしようと深呼吸をしようとしたものの、余計に緊張している自分を意識して緊張が強くなる始末です。
順番はどんどん近づいてきます。
前の順番の人の話なんて全く頭に入ってきません。
「やばい、早く落ち着けないと…」
声がガタガタに震えて、みっともなく喋れなくなっている自分のイメージが脳裏に浮かんで焦りを感じました。
そして、結局、、
順番が来たところでお腹が痛いふりをしてトイレに駆け込み、気持ちを落ち着けてから戻ってきた勢いで一気に話してしまいました。
きっと、何人かは私が「お腹が痛かったのではない」と気づいていたんじゃないかと思います。
それ以降、本当に些細なことであっても、人前に立つと同じ様な症状があらわれるようになりました。
毎日司会をしていた5分程度の朝礼ですら手足や声が震えてしまうのです。
色んな本を読んで試してみましたが、全く効果もありません。
人前でプレゼンなどをする予定があると、もう数ヶ月前から思い出しては緊張していました。
人前が怖いあまり、何かチャレンジしたくても、人前で喋ることが想定されると、無意識に避けてしまう。。
生きていて不自由でした。。
しかし、あれから8年が経過し、現在は多少緊張しつつも人前でプレゼンをしたり、会議のファシリティーができるようになりました。
おかげで責任ある立場を任してもらえて、楽しく仕事ができています。
これは単なる場慣れではありません。
心理学や脳科学を学んで、自分なりに試行錯誤する中で、克服することができたのです。
結局、人があがってしまう原因がわかれば解決は簡単法は意外とシンプルです。
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