こんにちは。蒼乃勇信です。

 

 

最近書店へ寄ると

「自己肯定感」に関する本が

目立つ様になりましたが、

 

 

それと同じく

「HSP」に関する本も

目立つ様になりました。

 

 

 

 

HSPという言葉の効用

 

 

「内向型」であったり

「HSP」という概念は、

 

 

多くの生きづらい人の

励みになったと思います。

 

 

私もそうでしたが、

内向型やHSPを知るまで

その特徴を

 

「弱い」

「劣っている」

 

と捉えていました。

 

 

それを、一つの特徴であると

捉え直すことができたのです。

 

 

そのことで自己受容が

進んだと感じています。

 

 

それまでは

生き物としての理想は、

 

 

本当に大雑把ですが

できる営業マンが典型的な

イメージでした。

 

 

・物怖じしない、タフ

 

・どんどん外へ出て営業先へ

 攻勢をかける

 

・相手の顔色も窺わず

 上手にコミュニケーションをとる

 

・人が集まる場が好き

 

・そんな人だから相手からも

 受け入れられる様になり、

 影響力を発揮する

 

・異性にもモテる

 

 

そして、その理想に対して

自分は弱くて劣っていると

思っていたのです。

 

 

しかし、内向型やHSPを

知ることによって

 

 

生存戦略として

積極的に外へ出て行って

餌を得るタイプもいれば、

 

 

リスクを回避することで

生き残るタイプもいる。

 

 

それだけのことだと

腑に落とすことができました。

 

 

 

HSPに関する誤解

 

 

しかし、色々な人が発信を

されている中には、

 

 

単純にHSPだけが原因では

無さそうだなと感じるものが

あります。

 

 

 

その一つが、

「近くに人がいると

 集中できない」

というものです。

 

 

これは、私もそうだったので

実感としてよく分かります。

 

 

私は休日のオフィスに行って

仕事をするのが大好きでした。

 

 

電話も鳴らないし、

周りに誰もいない、

 

 

静かな空間で仕事をすると

平日の二倍くらい仕事が

捗ります。

 

 

普段は鉛を身につけて

歩いているようなもので、

「これが本来の自分なんだ」

と嬉しくなります。

 

 

平日も近くにいる人が

お休みで不在にしていたり

会議だったりすると、

とても気が楽でした。

 

 

しかし、全員揃っていて

人がいると、それだけで

なんか気になってしまうのです。

 

 

電話をするのは

尚更嫌でした…

 

 

 

HSPは刺激に敏感ですので

周りの些細な動きや感情の変化も

察知しやすい性質がありますよね。

 

 

それを全くゼロにするのは

難しいでしょう。

 

 

しかし、

この「気になる」の中身は

刺激として入ってくることだけ

ではないかも知れません。

 

 

その中には

「他人から

どう見られているだろうか」

が混じっていないでしょうか?

 

 

HSPが悩みやすい一つの理由

 

 

これはHSP傾向が低い人でも

多い悩みではありますが、

 

 

HSP傾向が強い人は、

尚更この悩みを持ちやすいと

思います。

 

 

なぜなら、

HSPの繊細さは

 

一般社会の理想的な姿と比べて

「弱い」とか「劣っている」と

捉えられがちだったからです。

 

 

両親や先生、友達から

否定的な言葉をかけられた

という経験がある方も

多いのではないでしょうか?

 

 

例えば、

落ち葉が舞い落ちただけで

「ビクッ」

となる姿を見られて

 

「お前、ビビり過ぎだよ」

という様なことを言われ、

 

 

 

自分のことを、

「弱い」

「情けない」

 

と思ってしまったかも

知れません。

 

 

あるいは、友達から

その様に言われたかも

知れません。

 

 

そのことで傷付くと、

人は身を守るために

学習します。

 

 

そのパターンはいくつか

ありますが、

 

「弱い」

「情けない」

 

と思われないように

振る舞うのもその一つです。

 

 

そして、常に周りの目が

気になるようになってしまう…

 

 

とてもしんどい状態です。

 

 

 

逆に考えれば、

この思考は後天的なものですから

変えることが容易です。

 

 

もしかすると、

他人の目が気にならなければ

刺激として他人がいても

 

 

今ほどしんどくないかも

知れません。

 

 

他人の目を気にしないためには

 

 

他人の目を気にしなくなる方法は

このブログでもいくつかご紹介して

います。

 

 

まずは、

自然体の自分を出すことです。

 

 

もちろん、自分の中で

ダメだと思っている部分も含めて

出してしまいましょう。

 

 

それを受け入れてくれる人が

自分の付き合うべき人です。

 

 

 

そして、人間関係は

レベルを分けて考えて下さい。

 

 

自分にとって全員が等しく

重要な人ではありません。

 

 

本当に大事な家族や恋人、

それと比べれば一段下がって

職場の仲の良い同僚や上司、

 

職場でもそれ程影響がない人、

たまに会う程度の取引先etc

 

 

 

自分にとって本当に大事な人

でなければ、嫌われたとしても

大したことではありません。

 

 

 

 

そして、嫌われても

人間関係はそう簡単に

壊れません。

 

 

 

関係は◯と×の二択では

ないのです。

 

 

 

良好度が狩に80点の人が

何かのきっかけで60点に

下がることはあるかも知れません。

 

 

 

しかし、60点あれば十分関係は

保つことができます。

 

 

 

そして、

また何かのきっかけで

70点になるかも知れませんし、

50点に下がるかも知れません。

 

 

 

流動的なものだと

考えて下さい。

 

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。