こんにちは。蒼乃勇信です。

 

 

皆さんは「学習」という言葉に

どんなイメージをもちますか?

 

 

 

勉強しても身につかない

 

私は社会人7、8年目頃に

成長意欲が非常に高まった時期が

あります。

 

 

業務知識も身について

上司からの覚えもよく、

だんだんと周りに教える立場に

なりました。

 

 

さらに業務知識を深めたい

と思うとともに、

 

次のステップとして全体の

マネジメントもできる様に

なりたいと思う様になったのです。

 

 

そこで、私は書店へ行って、

マネジメントの本やビジネス雑誌を

読み漁りました。

 

 

すると、これまで触れたことのない

色々な考えを学ぶことができました。

 

 

しかし、どれも重要なことだと

思うのですが、

 

 

いざ、実際の仕事の場面になると

なかなか活かすことができません。

 

 

これは自己啓発本を読む方には

よくあることではないでしょうか?

 

 

休日に本を読んで感銘を受け、

ノートにメモをして頭に入れる。

 

 

しかし、いざ仕事現場に入ると

頭から抜けてしまう…

 

 

私はなんとか使えるように

したいと考えて

 

小さなノートに学んだことを

まとめて持ち歩いてみました。

 

 

そして職場に向かう電車の中で

読んでみたりしたのですが、

 

 

やはり現場では使えません…

 

 

そのうち、経験のない部署へ

異動することとなった私は、

 

マネジメントどころではなくなり、

この習慣はやめてしまいました。

 

 

 

学習するとは

 

人の現実は行動の結果ですが、

行動の背景には色んなものが

あります。

 

 

このブログでも何度かご紹介

しましたが、心理学では

 

価値観・信念→イメージ→感情

→思考→行動→習慣→現実

 

といったモデルがあります。

 

 

このうち、

私が学ぼうとしていたのは

価値観・信念の部分です。

 

 

表面の行動だけをさらっても

意味はありません。

 

 

業界も違えば状況も違うから

です。

 

 

それよりも重要なのは、

「どんな価値観や信念があるから

その行動をとったのか」

 

それを身につけることです。

 

 

しかし、この価値観・信念は

無意識下のものです。

 

 

だから、座学の勉強だけでは

なかなか身につかない…。

 

 

頭で理解しただけでは、

すぐに行動に結びつかないのです。

 

 

 

幼い頃を思い出していただくと

わかりやすいと思いますが、

 

 

小さい子供はいちいちノートを

開いて勉強することはありません。

 

 

親や周りの大人の言動をみて

自然とそれを自分のものとして

インストールしていく。

 

 

学習とは本来そういったものです。

 

 

自分が生きていくために

必要なものを「身体化」していくこと

が学習だと言えます。

 

 

そして、その際に学習を大きく

促すものがあります。

 

 

感情です。

 

 

人は感情体験をすると

そこから学びます。

 

 

感情は自分にとって危険なもの

や大事なものを知らせてくれる

ものです。

 

 

つまり、生きていく上で大事な

ものだということを示してくれるもの

です。

 

 

「こんなことがあって、

 とても怖い思いをした」

「だから、次はこうしよう」

 

「こんなことをしたら

 嬉しい成果が得られた」

「だから、次もこうしよう」

 

 

こうして、自分の生きる術として

知恵を身体化していくことが学ぶ

ということです。

 

 

 

 

新しい価値観を取り入れる方法

 

しかし、現代の世の中で新しい

ことを身につけていくのに

感情体験を待つことはできません。

 

 

それではどうすればいいのか?

 

 

最もいい方法は、

自分が真似たい相手と一緒にいる

ことです。

 

 

人と一緒にいると無意識に

その人の価値観を取り入れます。

 

 

ですので、長い時間一緒にいる

ことができるのであれば、

 

一緒に過ごすというのが最も効果的

な方法と言えます。

 

 

 

しかし、そういった機会を得ることが

できない場合も多いと思います。

 

 

そういった場合も、できるだけ

その人の考えに臨場感をもって

触れるようにすることをお勧めします。

 

 

例えば、教材を出している様な人

であれば教材の動画や音声を繰り返し

見たり聞いたりする方が

 

一回のセミナーに行くよりも効果的です。

 

 

何かの参考になれば幸いです。

 

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。