こんにちは。蒼乃勇信です。

 

 

漫画やドラマなどで、

バーにいる女性に男性が声を

かけるシーンがあります。

 

 

その時の声の掛け方として

「なんでそんなに怒っているの?

 かわいくないよ。」

などと声をかけているシーンを

何かで見た記憶があります。

 

 

小さい頃の私は、

「何でわざわざそんな怒られる

 ことを言うのだろう…」

と思っていました。

 

 

しかし、これは非常に理にかなって

いる手法なのです。

 

 

そして、これを意図的に利用する人

もいます。

 

 

もちろん、それを分かっていて

受け入れるのであれば何ら問題は

ありません。

 

 

しかし、知らない間に操作される

ということがない様に、皆さんには

知っておいていただきたいのです。

 

 

 

3段階の脳

 

人間の脳は進化の過程で3つの

段階の層でできていると言われて

います。

 

 

一番奥にある脳は生命維持のため

の脳です。

 

 

つまり、呼吸や体温の維持を司り

反射的に対応する脳です。

 

 

それを覆う様にして2段階目の脳が

あります。

 

 

これは情動を司る脳です。

 

 

そして、表面には理性を司る脳が

あります。

 

 

私たちが意識的に物事を考える時、

活躍しているのは理性を司る脳です。

 

 

それが顕在意識と呼ばれているもの

でもあります。

 

 

この顕在意識はPCで言えば、

ファイアーウォール様な役割をして

くれています。

 

 

幼い頃はこの理性が未発達なため

両親やアニメなどの価値観をそのまま

取り入れていきます。

 

 

しかし、大人になるにつれて理性が

発達してくると、自分のフィルターを

通して取り入れるかどうかを決めて

います。

 

 

 

ファイアーウォールをすり抜ける方法

 

この理性が働いていると、

外からの言葉は届きにくいのです。

 

 

潜在意識が理性に守られている

状態だからです。

 

 

しかし、この潜在意識を守っている

理性を緩める方法がいくつかあります。

 

 

その一つが、「混乱」です

 

 

脳は混乱すると理性が一時的に

弱まります。

 

 

そこへ何かの言葉を伝えると

理性をすり抜けて潜在意識へ

通りやすくなるわけです。

 

 

 

先ほどのバーでの例でいくと

綺麗な女性は、

 

「綺麗ですね」

「奢りますよ」

 

といった言葉は言われ慣れて

いたり、予想がつきます。

 

 

だから、理性が働いたまま、

ナンパしてくる男性を拒否する

ことができます。

 

 

しかし、

「なんでそんなに怒っているの?

 かわいくないよ。」

という言葉は予想外です。

 

 

そのため、脳は混乱状態になります。

 

 

そして、男性の言葉を理性を通して

判断することができなくなります。

 

 

普段ならナンパしてくる男性を

拒否することができていても、

 

一時的に不安定な状態になって

しまうということが起きます。

 

 

すると、ナンパの成功率が上がる

というものです。

 

 

 

こういった脳の反応を利用する人は

一定いる様です。

 

 

ナンパはもちろんのことですが、

モノを販売するにあたって同様の

手法を使うこともあります。

 

 

もちろん、本当に欲しいモノなら

全く問題ないのですが、

 

 

後から考えて、

「何でこんなモノを…」

といった状態にはなっていただきたく

ありません。

 

 

混乱している時は自分の理性が

弱まっている状態、

 

ということをよく覚えておいて下さい。

 

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。