こんにちは。aonoです。

 

 

今日は内向型の皆さんから
よくご質問いただく内容について
ご紹介いたします。

 

 

Q:自分も努力すれば外向型になれますか?

A:半分YESで半分NOです。

 

 

どういうことか疑問に思われる方も
いらっしゃると思います。

 

 

なぜ半分YESで半分NOなのか、
ここでは、理由を3つお話します。

 

 

 

理由1.

遺伝的な「設計」を変えることはできない

 

 

まず、内向型の特徴を生じさせている
脳の特性は変えることができません。

 

 

内向型の特徴には、
以下の様なものがあります、

 

・刺激を避けようとする

・レスポンスに時間がかかる

・考え事が好き

・一人でいないと回復できない

 

そして、これらは内向型の脳の特徴
によって生じているものです。

 

 

ここでは詳しい部分は省略しますが、
こういった私たちの遺伝的な設計を
変えるということはできません。

 

 

 

 

理由2.

ただし、実は誰しも外向性はもっている

 

 

一方で、内向型と外向型というものは
完全に分けることはできません。

 

 

100%内向型な人やその逆というのは
存在せず、人それぞれで程度は違います。

 

 

誰しもが内向的な面と外向的な面を
有しており、それは実は環境や興味関心
により変化するものでもあります。

 

 

例えば、いわゆるオタクと言われる方は
自分の好きなものに関しては凄く積極的に
なれたりしますよね。

 

 

皆さんも相手や内容によっては、
外向的になれた経験があるのでは
ないでしょうか?

 

 

また、脳には可塑性があり、学習により
変化するということが知られています。

 

 

ですので、脳の特性そのものを変える
ということはできなかったとしても、
出来事に対する対応を選択することで
外向的な振る舞いができる様になっていく
ということは考えられます。

 

 

 

理由3.

内向的な傾向により出来上がった思い込み

も変えることができる

 

 

よく混同されますが内向型と、

「内気」
「コミュニケーション能力が低い」

というのは全く別物です。

 

 

この誤解はおそらく内向型の情報処理に
時間がかかるという特徴から主に生じています。

 

 

じっくり考えてから話す内向型は
会議や友人間でも口数が少ない傾向が
あります。

 

 

それを

「自分の考えが無い」

「積極性が無い」

「ビビり」

「コミュニケーション能力が低い」

と捉えられてしまうことがあります。

 

 

しかし、内向型の特性とこれらの特徴は
全く関係がないことはお分かりになると
思います。

 

 

時間がかかるだけで自分の考えが無い
というわけではありませんし、逆に頑固
な人もたくさんいます。

 

 

コミュニケーションに至っては、
喋ることがコミュ力と誤解している方も
いますが、相手の話を聞いたり
心情をくみ取る力も必要になります。

 

 

それは内向型の方が得意な方が多いはずです。

 

 

ところが、幼い頃から自分の特徴を
指摘されてきた内向型の人の中には、

「自分は内気だ」

「自分はコミュニケーション能力が低い」

と思い込んでいる人が結構います。

 

 

それによって、
実際にコミュニケーションをとること
に怖れを抱いてしまっている方は
結構多いものです。

 

 

しかし、これらの小さい頃にできた信念は
後天的なものなので変化させることは可能
です。

 

 

実はこういった信念を緩めることで
外向性を発揮できるようになることは
多々あります。

 

 

最も良いのは活かすこと

 

以上をまとめると、内向型の脳の特性を
変えることはできません。

 

 

しかし、誰しも外向的な面を有しており
環境や興味関心によっては外向的になる
ということもありますので、

 

 

自分が外向的になれる環境や興味関心の
対象を見つけることで外向的になること
は可能でしょう。

 

 

また、内向型とは本来関係のない、
ブレーキとなっている信念も
書き換えることで外向的な振る舞いを
していくことはできます。

 

 

ただし、これらはとても時間や労力を
必要とするものです。

 

 

そこまでして外向的になったとして、
それでも元々外向的な人に比べると
外向性では勝てないでしょう。

 

 

もともと外向的な人は自然体で
外向的ですから、皆さんが努力して
いる間にも外向性を使って、もっと
色んなものを手にしているかも知れません。

 

 

ですから、皆さんにお勧めしたいのは
今の生活で必要な範囲で外向的な振る舞い
ができるようにしておいて、
それ以上に内向性を活かすことです。

 

 

もっと言うと、内向性以外の資質も含めて、
今の自分を最も活かせる道を選択するのが
最善の方法です。

 

 

 

自分の活かし方が分かるからこそ

カウンセリング後もイキイキと過ごせる

 

実はカウンセリングを受ける方の多くは、
苦しい状態を脱した後に、元に戻ってしまう
ということを経験します。

 

 

苦しい状態が解消するのは風邪が治るような
感覚です。

 

 

熱がひいて治った直後は健康の有難みが
身に沁みます。

 

 

しかし、時間が経つと健康は空気の様に
当然のものと化し、有難みを感じることは
なくなってしまいます。

 

 

悩みを脱した人も同様です。

 

 

その状態が当たり前になってくると
「何か思っていたのとは違った」
という感想を抱く方が多いのです。

 

 

それはマイナスからゼロに戻った所で
立ち止まっているからです。

 

 

この時に大事なのは、マイナスからゼロに
戻るだけではなくゼロからプラスにもっていく
道筋を見つけることです。

 

 

私はそれが自分の活かし方を知ることだと
考えています。

 

 

カウンセリングにより悩みを解消しながら、
自分の資質を活かしてどんなことができるのか
と探求していくことが心の体力を強化します。

 

 

考えるだけでもワクワクしてきて、
自己肯定感も自己効力感も向上します。

 

 

皆さんの参考となれば幸いです。

 

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。